食物栄養学専攻
食物栄養学専攻とは
食物栄養学専攻(博士前期課程/博士後期課程)
健康と食は、人が健やかに生きてくための最も大切で重要な課題ですが、その課題は時代の変遷とともに変化してきました。日本の食生活は豊かになり世界一の長寿国になりました。しかし、食事の簡便化、栄養素のアンバランスな摂取、特定の栄養素の過剰摂取、食品の安全性など、食に関する問題も顕在化しています。このような課題を解決するためには、専門的で幅広い知識と能力を備えた人材が必要とされています。
食物栄養学専攻は、栄養学や食物科学分野における高度で最新の専門的知識を修得し、さらに自ら研究を行うことで学識を深め、専門職として人々の健康を保ち健全な食生活を提案することで、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。
健康と食は生涯を通じて学ぶべき課題です。最近は、社会で活躍した後に、さらに専門的な知識と技術を深めるために入学する人も増えています。修了生は、研究者、専門技術者、教員として社会で活躍しています。そんな先輩の仲間入りを目指してみませんか。
ゼミ・修士論文
研究・修士論文・博士論文について
博士前期課程では、栄養学と食物科学分野で設定された講義と演習により、学問的基盤の充実をはかります。さらに、特別研究では自分が興味のあるテーマについて、指導教官の下で2年間の研究を行い、その成果を修士論文としてまとめます。
博士後期課程では、指導教官の下で独自の研究活動を進め新規性のある博士論文を作成します。その間、自立して高度な研究活動を行うために必要な知識と技術を習得します。
修士論文テーマ
•迅速ゲル濾過HPLC法を用いたリポ蛋白プロファイルの解析
~新規カラムの評価と臨床検体への応用~
•自然界から分離した黄麹菌(Aspergillus oryzae)と醸造用黄麹菌の比較解析
•アスパラギン酸マグネシウムとアスパラギン酸亜鉛の廃用性筋委縮抑制に関する研究
•女子大生の身体のイメージと食生活に関するKAP(知識・態度・行動)調査
•大豆イソフラボン代謝産物が骨粗鬆症モデルマウスの骨代謝に及ぼす影響に関する研究
※各教員のゼミ内容については教員ページをご覧ください。