産学連携プログラム「Jミッション」で、渋谷区のオーバーツーリズム対策の動画作成に挑戦(12/11)
訪日外国人の東京都訪問先ナンバーワンとなっている東京都渋谷区の悩みを解決しようと、Jミッションに参加する学生が12月11日、分散化を促すずらし動画を作成し、最終発表をしました。5グループから学生目線のアイデアが詰まった動画がプレゼンされ、渋谷区などの担当者から高い評価を受けました。最優秀賞に選ばれたチームの動画は渋谷区や渋谷区観光協会などの公式Instagramで公開済みで、他チームの動画も今後、本学のInstagramで公開し広く発信していく予定です。
プレゼンの様子
渋谷区 学生目線のアイデアで「新しい観光スポットを発見・発信したい」
渋谷区によると、東京都の訪日外国人旅行者は2024年に約2479万人(前年比26.9%増)を記録しました。旅行者の急増によって、渋谷区内ではゴミの路上廃棄や住宅街での騒音問題、スクランブル交差点での迷惑行為など多くの問題が発生しています。
このオーバーツーリズム問題への対策の一環として、訪日外国人観光客向けに分散化(場所・時間・時期)を促す動画を作成するJミッションに参加する学生を募集し、プログラムがスタートしました。
渋谷区担当者からは区の職員より若い学生目線でのアイデアで「新しい観光スポットを発見・発信したい」と期待していました。
学生ならではの視点や柔軟な発想で、独自性ある動画をプレゼン
他グループの発表に拍手を来る学生たち
講座に参加した参加学生は20人で、1グループ3~5人で構成される5グループで構成されました。11月13日には講座の概要説明が行われ、11月20日にはアイデア出しと企画立案、12月4日には中間発表とフィードバックが行われました。
学生たちは講座以外にも自主的に集まったり、SNSで頻繁に連絡を取り合ったりしながら、最終発表に向けた動画と提案書作成に熱心に取り組みました。
そして、いよいよ12月11日、渋谷区産業観光課、渋谷区広報課、渋谷区観光協会の担当者の前でピッチコンテスト形式の最終発表が行われました。5グループの学生たちは緊張した表情ながら、作成した提案書の説明、完成した動画(15秒と30秒)の試写、渋谷区担当者との質疑応答を行いました。
各グループの動画は、自然豊かな代々木八幡宮周辺や渋谷区ふれあい植物センター、比較的人口密度が少ない渋谷駅南エリアや幡ケ谷・笹塚エリアなどを学生らしい視点と感性で紹介。経済産業省と内閣官房が提供するビッグデータを集約した「地域経済分析システム」(RESAS)を活用するなど、裏付けの確かさなども印象的でした。
最優秀作品をはじめとする全5作品が、渋谷区公式SNSに掲載決定!
発表する正者さんと冨山さん
発表終了後には、渋谷区担当者による厳正な審査の結果、人間社会学部ビジネス社会学科2年、岩崎志保さん、生活科学部現代生活学科1年、冨山結さん、国際学部国際学科1年、正者茉彩子さんの3人グループ「カルテット」が作成した、「おにぎり」片手に朝の渋谷を散策し「朝活」観光をお薦めする「日本×朝活」という内容の動画が、最優秀作品に選ばれました。
最後に、渋谷区担当者から講評が行われ、「どの作品も完成度が高い中、おにぎりと朝活という独自の視点が印象的で最優秀作品は全員一致で決まった」「講座を重ねるごとに作品がアップデートされていた」「足を運んだ自身の経験をもとに作成しており、自治体では見つけられなかった魅力を引き出している」「若い発想に感動した」などと、高く評価されました。
また、講座当初は、最優秀作品のみが渋谷区公式SNSに掲載される予定でしたが、各作品の質の高さが評価されて渋谷区公式SNS及び本学Instagramで全作品の掲載が決定。学生たちからも喜びの声が聞かれました。
Jミッションで主体性・柔軟性・協調性を身につけ、卒業後のキャリア形成を支援
キャリアサポート部が主催するJミッションは、大学1・2年生向けのキャリア支援講座で、企業や自治体が抱える課題(ミッション)に学生チームが取り組み、解決策を提案するものです。学生だけで構成されたグループが課題の解決を行うことで、主体性・柔軟性・協調性を身につけ、卒業後のキャリア形成のサポートを目指しています。課題に対しては約1カ月間ディスカッションを行い、最終的には企業や自治体担当者の前で発表を実施します。
<最優秀作品受賞の学生の声>「朝の渋谷の取材は、とても良い経験だった」
岩崎志保さん
「グループ唯一の2年生なので「引っ張っていかなきゃ」という意識が常にありましたが、メンバー2人とも話し合いも動画作成もこちらが求めていることを理解して行動してくれたのですごくありがたかったです。「渋谷の朝」をテーマにしていたため、素材集めが大変でしたが、実際に朝の渋谷を歩くと、冷たい空気が心地よく、朝日もすごく素敵な渋谷を味わうことができたのでとても良い経験になりました。この動画を見て、朝の渋谷とおいしいおにぎりを楽しんでもらえたらうれしいです」(人間社会学部ビジネス社会学科2年 岩崎志保さん)
正者茉彩子さん(左)と冨山結さん(右)
「動画づくりで多くのことを学べた」
「以前から広告や広報の仕事に就きたいと考えており、将来の仕事に役立つのではと考えて参加しました。動画づくりは初めてだったので、効果的な撮影方法や見やすいフォントの選び方など多くのことを学べる機会になりました。兄が大学3年で就職活動中なのですが、本学はこうした講座をはじめとする就活のサポートも手厚く、とても恵まれていると実感しています」(生活科学部現代生活学科1年 冨山結さん)
「協調性が身についた」
「来年留学を控えていますが、他にも自分の強みを伸ばせることに挑戦したいと考えて参加しました。説得力のある提案にするため、提案書の構成や発表時の言葉づかいなどをグループで細かく相談しながら修正してきたことも、成果につながったかもしれません。この講座で初めて会った3人でのグループワークでしたが、2年生の先輩もいたので心強く、協調性も身についたと思います」(国際学部国際学科1年 正者茉彩子さん)







