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2026年度新入生へ 式辞・祝辞

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実践女子大学
学長 難波 雅紀

 春光を浴びた緑まぶしい季節となりました。
 新入生の皆さん、入学、誠におめでとうございます。皆さんをお迎えできたことを大変嬉しく思います。教職員一同、心から歓迎したいと思います。
 ご家族ならびに関係者の皆様におかれましては、喜びもひとしおのことと拝察いたします。これまで力を尽くされたことに敬意を表するとともに、心からお祝いを申し上げます。本学に託された思いをしっかり受け止めたいと存じます。

 実践女子大学は、日本における近代女子教育の先駆者だった学祖下田歌子が1899年(明治32年)に設立した、実践女学校・女子工芸学校を前身とします。
 明治という時代、日本の女性の社会的な地位は低く、その生活や労働は厳しいものでした。下田歌子は、ときの明治政府から命を受け、2年間、イギリスを中心に、欧米8か国を歴訪しました。そこで先進諸国の女子教育をつぶさに視察した下田は、日本では女子教育が立ち遅れていること、女子教育こそが日本の近代化と女性の社会的地位の向上には重要であることを確信します。そして、帰国後、下田は、「女性こそが社会を動かす」という強い信念のもと、本学を設立しました。
 以来、本学は、今日までこの信念を脈々と受け継ぎ、「女性が社会を変える、世界を変える」を建学の精神に、「品格高雅にして自立自営しうる女性の育成」を教育理念として掲げ、数多くの人材を社会に送り出してきました。そして、本日、入学を迎えた皆さんは、本学の歴史に新しいページを刻むことになるわけです。

 さて、世界では、現在、貧困や紛争、難民、人権の抑圧、環境破壊など、国際社会全体に係わるものとして協力して取り組むべき課題が山積しています。日本に目を向けてみるならば、少子高齢化による人口減少が加速し、労働環境における人材不足や介護問題が浮き彫りになっています。自然災害が多発している事態も、決して看過することはできません。

 社会や経済の有り様が地球規模で連動し、広範にわたって構造的な変容を遂げつつある、こうした多様で流動的な現代を生きるためには、いったいどんな力が必要なのでしょうか。今述べたような課題を自らの問題としてとらえ、身近なところから取り組むことで、その課題解決につながる新しい考え方や行動を生みだせる力が求められているのではないでしょうか。
 そのために、幅広い教養や深い専門性に加えて、課題発見・解決能力、外国語運用能力、異文化に対する理解、論理的思考力や判断力など、AIには代替できない能力・態度を身につけることは重要です。しかしながら、そうした能力・態度は、実践してみなければ生きた力にはなりません。試してみるという主体性、行動力がものを言うわけです。

 そこで、皆さんに期待したいのが、物事に熱中し、やり遂げるという経験です。物事に熱中することは、自分が何者なのかを見つめ、自分らしさを発見することでもあります。物事をやり遂げることは、自分らしさを貫いて自信を深めることに繋がっていきます。そして、自信を深めることは、次に何かを試してみるという主体性、行動力を育んでいきます。
 勉学はもちろんのことですが、サークルやボランティアなど、いろいろな活動に熱中し、それらをやり遂げてみませんか。そして、学生時代だからこそできる新しい経験をたくさん積んでみませんか。
 イタリアのルネッサンスを代表する芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチは、「知恵は経験の娘である」という言葉を残しています。また、アメリカの作家ジョン・アーヴィングは、小説『ガープの世界』の中で、「人間は何かを最後までやり、また別のことを始めることによってしか成長しない」、と主人公ガープに言わせています。経験が知恵という生きた力を生み、それが皆さんの自信を深めてくれる。そして、自信が培う主体性、行動力によって、皆さんは新たな経験を積み、成長していく。その結果、皆さんは、未来のために自ら社会や世界をより良くしようと行動できるのだと、私は信じています。

 本学では、全学的な個別支援体制によって、学生ひとりひとりの個性を大切にした支援を行っています。皆さんが物事に熱中し、やり遂げる経験をとおして自信を深め、成長を実感できるよう、教職員一同、様々な面からサポートしていきます。そのことを誓って、式辞の結びにしたいと思います。

2026年4月吉日

学校法人実践女子学園
理事長 木島 葉子

 新⼊⽣の皆さん、ご⼊学おめでとうございます。⼼よりお祝い申し上げます。また、保護者・ご家族の皆様にも、重ねてお祝いを申し上げます。

 皆さんは、どのような思いで本学に入学されたでしょうか。期待や不安、さまざまな気持ちがあると思います。 私自身も本学の卒業生ですが、在学中は多くの学びと経験に恵まれ、それがその後の社会⼈⽣活の大きな支えとなりました。学⽣に寄り添い、思いもよらなかった興味や適性を引き出してくださる先⽣⽅や、日々支えてくださる助⼿の皆さんのおかげで、「やってみたい!」と感じたことに思い切り挑戦できたことを覚えています。

 本学は、近代⼥⼦教育の先駆者である下⽥歌⼦の「⼥性が社会を変える、世界を変える」という建学の精神のもと、1899年に創⽴されました。本学の強みは、長い伝統を礎に、「社会連携」と「グローバル化」の推進を教育の柱として、さまざまな教育プログラムを充実させていることです。「社会連携」では、正課・正課外問わず、企業や自治体と連携した課題解決型のプロジェクトを行っています。「グローバル化」については、海外協定校への留学や留学生の受け入れに加え、多種多様なグローバルプログラムを設けています。こうした学びの環境は、皆さんが自分らしく成長していくための大きな支えとなるはずです。 本学が提供するさまざまなプログラムを最⼤限活⽤し、成⻑につなげていってください。

 今後、私たちを取り巻く環境はますます変化し、従来の常識が通⽤しない時代へと進んでいきます。そのような社会に対応していくためには、柔軟な思考⼒を⾝に付け、多様性を認め合う姿勢がより重要になります。皆さんのキャリアの選択肢もますます多様化していくでしょう。企業で働くことだけが活躍の場ではありません。やりたいことを⾒つけ、それに本気で取り組むことが⼤切です。授業だけでなく課外活動にも積極的に参加し、実践⼥⼦⼤学で「やりたいこと、やってみたいこと」を⾒つけて、⾃らチャンスをつかんでください。

 私たち教職員⼀同は、皆さんの「実践」を全⼒でサポートいたします。実践⼥⼦⼤学での「実践」が、皆さんの素晴らしい未来につながることを⼼から願い、お祝いの⾔葉といたします。

2026年4月吉日

実践女子大学 実践女子大学短期大学部後援会
会長 細野 勝也

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

 この晴れの日を迎えられた皆さんに、心よりお祝いを申し上げます。また、保護者や関係者の皆様にも、後援会を代表してお慶び申し上げます。

 皆さんが入学された実践女子大学は、創立以来、「社会に貢献できる女性の育成」という理念を大切にしてきた大学です。その礎を築いたのが創立者である下田歌子です。下田先生は、知識を学ぶだけでなく、「学んだことを社会の中で実際に生かすこと」、すなわち“実践”することの大切さを説きました。この「実践」という言葉こそが、本学の名前にも込められている精神です。

 大学生活は、皆さんにとって大きな可能性に満ちた時間です。専門分野の学びはもちろんですが、それ以上に大切なのは、多くの人と出会い、さまざまな経験を重ねることです。講義、ゼミ、サークル活動、ボランティア、アルバイトなど、どの経験も皆さんの視野を広げ、将来の自分を形づくる大切な学びとなります。

 時には思うようにいかないことや、悩むこともあるでしょう。しかし、その経験こそが皆さんを大きく成長させます。どうか失敗を恐れず、自分の可能性を信じて様々なことに挑戦してください。そして、学んだことを自分の中に留めるだけでなく、社会や周囲の人のために生かしていく、そのような姿勢を大切にしていただきたいと思います。

 後援会は、皆さんが安心して学び、充実した大学生活を送れるよう、大学と連携しながら学生生活を支えてまいります。皆さんの挑戦や成長を、心から応援しています。

 最後になりますが、新入生の皆さんのこれからの学生生活が実り多く、かけがえのないものとなることを心より願い、お祝いの言葉とさせていただきます。

 この度は誠におめでとうございます。



2026年4月吉日

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