世界12の大使館・関係機関が協力!各国の伝統舞踊や音楽、縁日遊びを通して異文化に触れる「グローバル縁日」が開催されました(10/18)
世界各国の文化に親しむ国際交流イベント「グローバル縁日」が10月18日、渋谷キャンパスで開催されました。昨年の初開催から2回目となり、協力する大使館・関係機関が昨年の3団体から12団体に大幅に増え、学生や留学生、地域の方々など200人以上が参加しました。会場では、各国の伝統舞踊や民族音楽、日本の和太鼓や琴の演奏など、国際色豊かなパフォーマンスが次々と披露されたほか、それぞれの国の文化や魅力を紹介するブースも登場。キャンパスは世代や国籍を超えて交流する場となりました。
オランダ大使館和太鼓演奏
和太鼓から民族舞踊、伝統音楽まで。世界各国の文化が渋谷キャンパスに集結
生田流筝曲部の演奏
「タンタターン、タンタターン‥」。オープニングにふさわしい、小気味よい和太鼓の音が会場いっぱいに響き渡りました。オランダ王国大使館の職員とその家族による和太鼓演奏。オランダの国を象徴するオレンジ色の衣装をまとったメンバー5人がバチを持つ両腕を大きく振り上げ、打ち鳴らされる太鼓の音は力強く、気持ち良いほどそろい、圧巻の演奏に来場者は心躍らせました。
。2曲目では、ロックバンド「ボン・ジョヴィ」の楽曲を和太鼓用にアレンジした曲も披露され、日本の伝統楽器と海外の音楽を組み合わせたパフォーマンスに会場はさらに盛り上がりました。
続いて、本学の生田流筝曲部の学生による琴の演奏。太鼓の演奏とは打って変わって、「おしとやか」「上品で優美」という言葉がぴったりな、凛とした音色が会場をやさしく包みました。3番目に登場したのが、タイ舞踊グループによる民族舞踊。華やかな衣装や音楽、国ごとに異なる表現を通して、さまざまな文化の魅力が伝えられました。
イギリス大使館和太鼓演奏
タイの民族舞踊
情熱的なペルーのダンス「マリネラ」が来場者を魅了
ペルーの伝統舞踊
なかでも注目を集めたのが、ペルー大使館の紹介で出演した伝統舞踊団体「ソル・イ・ルーナ(Sol y Luna)」による「マリネラ」です。マリネラは、世界3大ダンスの一つとされ、男女がハンカチを手に、細かな足のステップや表情で恋の駆け引きを表現するのが特徴といわれ、華麗な足さばきと息の合った情熱的な踊りが披露されました。
千葉県柏市を拠点に活動する「ソル・イ・ルーナ」は、ペルーにルーツを持つスハラ・ホセさん夫妻が設立した団体で、現在は娘たちも指導に携わりながら、14年以上にわたって日本でマリネラの普及に取り組んでいます。踊りの特徴について、ホセさんらは「マリネラは男女の愛の駆け引きを表現する踊りです。表情や相手へのアプローチの仕方、ハンカチの動きなどに特徴があります。技術面では、細かく激しい足のステップも見どころです」と紹介。今後は、「小さな子どもや若い世代の踊り手も増えてきました。次の世代につながる活動を続けながら、ペルーの踊りをアジアから世界へ広げていきたいです」と、伝統文化の継承と普及への思いを語りました。
スウェーデンの伝統楽器「ニッケルハルパ」の素朴な演奏も
スウェーデンの伝統音楽
各国のパフォーマンスの披露も佳境に入り、盛り上がりも最高潮に。ここで登場したのは、北欧の国、スウェーデンの大使館の紹介で出演したニッケルハルパ奏者の峰村茜さんです。
ニッケルハルパは、スウェーデンに古くから伝わる鍵盤付きの弦楽器。弓で演奏する4本の弦のほか、12本の共鳴弦を持ち、独特の余韻が生まれるのが特徴です。峰村さんは、楽器の構造や歴史を説明しながら、スウェーデン各地に伝わる伝統音楽を演奏し、素朴で柔らかい幻想的な音色が広がりました。
峰村さんは、スウェーデンへの留学をきっかけに同国の文化に関心を深め、現地でニッケルハルパを学びました。現在は演奏活動のほか、楽器の指導やスウェーデン文化を紹介する講座にも取り組んでいます。「共鳴弦によって、演奏が終わった後にも音がふわっと残るような、繊細な響きが魅力です」と峰村さん。スウェーデンについても、豊かな自然や互いの意思を尊重しながら温かく接する人々の姿に魅力を感じたと話してくれました。
そして、イベントの締めくくりには、英国大使館関係者による和太鼓演奏が行われました。オランダ大使館の和太鼓で始まり、各国の舞踊や音楽を経て、再び和太鼓で幕を閉じた今年のグローバル縁日。次々と繰り広げられる多彩なパフォーマンスにより、渋谷キャンパスは終始、国際色豊かな雰囲気に包まれました。
各国の魅力を紹介するブースが登場。スリランカ大使館職員が語る日本との深いつながり
スリランカの紅茶
会場には、クロアチア、ペルー、スリランカ、スウェーデン、トルコなどの大使館やフィジー政府観光局が参加し、各国の文化や観光、留学に関する情報を紹介するブースが設けられました。また、ハンガリー、カナダ、フィンランドなどの展示も行われ、来場者は特色ある品々や資料を見ながら、各国の文化に触れました。
スリランカ大使館のブースでは、世界的に知られるセイロンティーや、スリランカ特産のセイロンシナモン、魔除けに使われる伝統的な仮面などを展示。なかには、スリランカの政府機関である紅茶局が扱う、日本では手に入らない珍しい紅茶のセットも並び、来場者の関心を集めました。
大使館職員のバヌカさんは、スリランカの魅力について「北海道よりも小さな島国ですが、8つの世界遺産があり、美しいビーチや山、野生動物を楽しめるサファリなど、小さな国の中にさまざまな魅力が詰まっています」と紹介しました。
また、日本とスリランカの歴史的なつながりについても説明。1951年のサンフランシスコ講和会議では、当時のセイロン代表がブッダの言葉を引用して日本の国際社会への復帰を支持したことに触れ、「日本とスリランカには深い縁があります。お互いに困難な時期を支え合ってきた両国の友情を、もっと多くの方に知っていただきたいです」と語りました。今回の出展についても、「今日はさまざまな年齢層の方にお越しいただきました。スリランカに対する皆さんの関心の高さがうかがえて、非常にうれしく思っています」と笑顔で話してくれました。
各国のブースでは、展示を見るだけでなく、担当者から直接話を聞くことができ、来場者がその国の文化や歴史をより身近に感じられる交流の場となりました。
スタンプラリーに世界のじゃんけん大会。縁日遊びを通して広がる国際交流
世界のじゃんけん大会
各国の文化を「見る」「聞く」だけでなく、遊びを通して楽しめるのも「グローバル縁日」の特徴です。会場では、各国のブースを巡りながらクイズに挑戦するスタンプラリーを実施。来場者は展示を見たり、各国の担当者と交流したりしながらスタンプを集め、世界の文化について楽しく学びました。
また、留学生と一緒に各国のじゃんけんを楽しむ「世界のじゃんけん大会」も開催されました。日本ではおなじみのじゃんけんも、国によってルールや掛け声が異なります。参加者はそれぞれの違いを楽しみながら、勝ち残りを目指してゲームに挑戦しました。
このほか、輪投げなどの縁日遊びや折り紙などの制作体験も行われ、会場には子どもから大人まで幅広い世代が集まりました。日本の縁日らしいにぎやかな雰囲気のなか、来場者が思い思いに各コーナーを巡り、さまざまな文化や遊びを楽しみました。
昨年の初開催から大きく規模を拡大した今回の「グローバル縁日」。世界各国の音楽や踊りを楽しみ、ブースではそれぞれの国の文化や歴史について直接話を聞き、縁日遊びを通して交流するなど、キャンパスのあちらこちらで異文化に触れる光景が見られました。日本の縁日を入り口に、世界の多様な文化と人々がつながる、国際色豊かな一日となりました。
縁日の雰囲気
おもちゃすくい
折り紙







