女子大学連携「産学プロジェクト」
<指導教員>大川 知子
<発表日時>2023年11月30日、2024年1月31日
<発表場所>大妻女子大学/本学渋谷キャンパス
10年間継続した株式会社ルミネとの取り組みが一旦終了した為、今年度は、新たに次の2社との「産学プロジェクト」を予定している。一社は、株式会社生活の木である。生活の木は、「Well Earth-自然と暮らす」をコンセプトに、アロマやハーブ関連商品を展開する企業である。取り組むテーマは、現在検討中であるが、彼らの主たる顧客は女性であるものの、実際、20代の女性たちには中々リーチ出来ていない実情にある。今回のプロジェクトを通して、学生達の課題を元に、商品開発等に活かす内容を予定している。
もう一社は、株式会社カラモが展開するオンラインショッピングサイトの『藤巻百貨店』である。こちらも、主に40代以上の男性が対象となっており、今回は同サイトの、クリスマス商戦に向けての商材の販売促進案の立案を予定している。これまでの5年間、他の女子大学と共に実施して来たが、このことにより、学生達には大きな学びと成長が見られたた為、今年度においても同様に、他大学の方々と連携して実施予定である。
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2023年度

今年度のファッションビジネス研究室では、跡見学園女子大学と大妻女子大学の3年生(計23名)と連携し、2社との「産学プロジェクト」を実施した。ひとつは、株式会社caramoが運営する『藤巻百貨店』、もうひとつは株式会社生活の木である。『藤巻百貨店』は、日本の逸品を紹介するECサイトで、主たる顧客は3~50代の男性である。その彼らから、「藤巻百貨店のクリスマス商戦」を考える課題が提示された。3つの女子大学の計23名を4つのグループに分け、10月5日から11月30日迄の2ケ月間で議論を重ね、発表を行った。
その成果は、大妻、実践の両大学のウェブサイト、並びに『繊研新聞』(2023年12月28日号/別添)に掲載された。詳細は、それらに記載されているが、株式会社caramoの中村亮代表取締役からは、「異なる世代向けの商品やサービスを考えることは大変だったと思うが、お客様を知り、仮説を立てるビジネスの基本は全て同じ。我々も、学生のみなさんからの提案に対して、新たなアイディアが得られ、是非、それらの発信に挑戦したい」とのコメントをいただいた。また、参加学生の満足度も高く、「自主的に考え、行動する力を身に付けた」「チームが一丸となって協力し合い、結果として成果を感じられる発表が出来た」等のコメントも寄せられた。
次に、『生活の木』は12月7日から1月31日迄の2ケ月で取り組んだ。初回に同社の重永創氏(マーケティング本部デピュティー・ジェネラルマネージャー)から課題の提示が為された。今回の課題は、「20代女性が捉えるアロマ・ハーブ市場の現状分析と商品PRを考える」。その成果もまた、大妻、実践の両大学、及び『生活の木』のウェブサイト、並びに『繊研新聞』(2024年3月27日号/別添)に掲載された。重永氏からは、「企業の中にいては中々発想できない内容を提案いただいた。その中で、実行できるものを検討したい」とのコメントが為された。学生からも、「自主的に考え、行動する力が身に付いた」「異なる意見をまとめる力が付いた」など、自身の成長を実感できた様子が窺えるコメントが多数寄せられた。