美学美術史学科 絵画ゼミ
<指導教員>織田 涼子
<発表日時>2025年1月11日〜1月20日
<発表場所>実践女子大学渋谷キャンパス 1階エントランスホール
【学内活動の予定】
1.卒業研究として、各自のテーマに基づきデッサン・色鉛筆画・油彩画・アクリル画の制作をおこない、グループワークを通して表現と材料や技法の関わりを分析する。
2.卒業制作展覧会を企画し、卒業制作の絵画作品とパネル展示にて技法研究等の成果を発表する。
【学外活動の予定】
写実的な表現を実践するグループでは、野菜や果物などの静物モチーフを学外の店舗で直接見て購入したり、動物を学外の施設や店舗でデッサンするなどのフィールドワークを行うことがある。
News
2024年度
絵画ゼミでは、3年次までの実習の授業で学んだ様々な経験を基に、4月から各自が興味のあるテーマで作品を制作し、表現技法や画材を研究してきた。前期の期間は主に画材研究や構想を行い、夏休み期間から10月下旬にかけて各自の卒業制作を完成させた。その後に制作研究の過程を卒業論文としてまとめた。12月からはゼミ生4名で展覧会作りを進め、掲示物や案内状を作成し、展示から撤去作業までを行った。
発表の内容について
実践女子大学渋谷キャンパスの1階エントランスホールにて、2025年1月11~20日に絵画ゼミの展覧会を開催した。各々が描いたモチーフはかわいいものが多く、展示準備の際に「かわいい作品」が集まったことから、2024年度の絵画ゼミの展覧会名を「かわいい展」に決定した。
計13点の卒業制作を衝立に飾り、エントランスホールの中央に配置した。多くの人が往来することが予想されるため、見やすい動線を考え、会場内の案内表示を工夫して、充実した展覧会を目指した。表現技法や画材の研究に関する習作は別途ファイルにまとめ、作品と共に鑑賞できるように工夫した。作品の制作背景や課題に関する説明文は4名分をパネルにして掲示した。ただ展示作品を見てもらうだけでなく、作品制作の目的や課題までを伝えることを意識して取り組んだ。
モチーフのイメージに「かわいい」という共通点があるものの、使用した画材は、鉛筆、色鉛筆、水彩、アクリルガッシュ、油彩とそれぞれ特性の違いがあり、様々な表現のかわいいものが詰め込まれた展覧会になった。実際に来場した方々からも、「かわいい展という名前に納得した」という意見を得られた。
今回の発表によって、自身の作品を飾り、多くの方から感想を聞くことができた。これらの体験は、制作の課題をさらに検証することに役立つと考える。
卒業論文の題目および研究内容
「友人と赤ちゃんを描く~油絵具による写実的表現の研究~」
友人が待望の我が子を見つめる幸せな表情や子を抱く動き、赤ちゃんの抱かれているときの動きを写実的に表現した。年齢による骨格の違いやそれぞれの表情、肌や髪の毛の質感、デッサンで捉えた量感、友人自身の人柄や子供への愛情を示す表情を丁寧に描くことを目標に、油絵具の特性とカマイユ技法の効果に関して制作を通して研究した。
「4種の画材で猫を描いて」
鉛筆、色鉛筆、透明水彩、アクリル絵の具を用いて、それぞれ1つの画材につき1枚、計4枚の作品を描いた。猫という同じ主題を描く際に表れる、画材特有の性質や技法を研究することを目的とした。
「描きたい絵を制作するための手順」
絵を描く際の制作手順のうち、主題の決定に着目し、テーマの決め方と表現方法を模索した。本研究では、テーマや題材とする場所、描きたいものやイメージをマインドアップすることで決めていった。
「鉛筆と水彩色鉛筆デッサンによる質感表現の研究」
物質の持つ様々な質感や特徴を鉛筆と水彩色鉛筆で描き分けるという目的のもと、物質の質感や立体感など、あらゆる特徴を視覚だけで伝えるには、どのような技法が効果的なのか研究した。








