人と環境の相互作用に関する研究
<指導教員>槙 究
<発表日時>
(1)2024年11月9日〜2025年3月31日
(2)2025年 2月7日
<発表場所>
(1)本館427前廊下
(2)卒業研究発表会
私たちは、生活環境学科で学んでいく中で、身の回りの環境で行われる行動と環境の関係や、様々なデザインの認識や評価について調査したいと考えています。
服単体の印象とコーディネートの印象比較、ヘタウマの心理、色の並びの印象評価などのテーマで研究をできればと考えています。
News
2024年度
今年度は、以下の2つの研究を中心に、人が環境のデザインについて、どんなことを感じているのかを明らかにする実験・調査を行いました。
① タイトル:服装選択時のマイルール 〜服装規範意識と同調行動〜
普段、多くの人はその日の服装を決める際に、無意識に「この場ではこれを着用するべきだ」という服装規範意識や、「周りと浮きたくない」という同調行動が働いていると思います。これらの「この場では〇〇を着ることができる/できない」といった基準は人によって異なると考え、服装規範意識や同調行動などが求められる場、反対に求められにくい場においての服装選択時のマイルールについて調査しました。
具体的には、一つ一つのファッションアイテムの「着用できる-できない」を12個のシチュエーションについて評価して貰った実験1と、アイテム同士の組み合わせに対して5つのシチュエーションにおける印象評価を行った実験2を実施しました。
その結果、1つ1つのファッションアイテムでは、着用できるかどうかはアイテムの種類の影響が大きく、色の影響は限定的であることが分かりました。一方、アイテム同士を組み合わせた時の相応しさを1つ1つのアイテムの場への相応しさで表現出来る度合いは小さいことが分かりました。その要因として、アイテムとしては相応しいが色が相応しくないといったミスマッチの影響や、色が統一されると相応しさがアップするといったコーディネートの影響が見つかりました。
② タイトル:図柄・構成色・配置による好ましさの印象変化
構成色が同じでも、色の配置によって印象が異なることがあります。図柄・構成色・配置がどんな風に影響するのかを知る為に、それらを変えた画像を作成して評価をしてもらう2つの実験を企画しました。図柄と色の影響を調べる実験1と、主に配置の影響を調べるため、色の配置を入れ替えたサンプルを評価して貰う実験2の2つの実験です。
実験1では、図柄を構成する部位が点か線か面なのかによって評価に差が出ること、高明度を中心とした配色の評価が高く、低明度を中心とした配色、高彩度色を使った配色の評価が低くなることが分かりました。実験2では、面積比と色の調和の重要性、たとえば大面積と中面積と小面積に どの色を入れるかで印象が異なり好みにも影響が出ること、特に大面積の色の影響が大きいことが明らかとなりました。
これらの実験によって、どんな図柄と色を組み合わせると、より好まれやすいものになるかのヒントが得られたので、多数の人が目にするものへのデザインに活かすことで、好印象を与えることができると考えます。








