生活文化学科家族社会学研究室「ゼミナール」(3年)、「卒業論文」(4年)
<指導教員>笠原 良太
<発表日時>
① 2024年11月9・10日
② 2025年1月26日
③ 2025年3月3日
<発表場所>
① 実践女子大学常磐祭
② 生活文化学科卒業論文発表会
③ 日野キャンパス合同卒業研究発表会
このゼミナールでは、3・4年生合同で、生活-労働のあり方を産業・地域・家族の視点から明らかにする実証的研究をおこなっている。前期は家族社会学の文献講読をとおして基礎的知識を修得し、夏季休業期間にフィールドワークを行い、後期に成果をまとめ報告する。
対象地域は、岩手県釜石市箱崎町(漁村)であり、漁業を生業とする人びとの生活時間・様式・家族関係等を調査する2泊3日のフィールドワークを予定している。協力者に対するインタビュー調査のほか、漁協の漁業体験プログラムに参加するなど、五感を通して漁村文化を理解することを目的とする。なお、箱崎町は東日本大震災で甚大な津波被害を受けた地域であり、復興の現状を記録することももう一つの目的である。
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2024年度
本年度は、3・4年生合同で、生活-労働のあり方を産業・地域・家族の視点から明らかにする実証的研究をおこなっている。前期は家族社会学・ライフコース社会学に関する文献講読をとおして基礎的知識を修得し、そこでの疑問や問題関心をもとに、夏季休業期間にフィールドワークを行い、後期に成果をまとめ報告した。
フィールドワークの対象地域は、岩手県内の林業・漁業地域、盛岡市ならびに釜石市である。林業・漁業を生業とする人びとの生活時間・生活様式・家族関係等を調査するフィールドワークを実施した。岩手大学寒冷フィールドサイエンス教育研究センターの協力のもと、沿岸地域の巡検を含む演習林スタディツアーに参加し、五感を通して山村・漁村文化を理解することを目的とした。そして、東日本大震災で甚大な津波被害を受けた三陸沿岸地域の復旧・復興過程を記録することも、もう一つの重要な目的である。フィールドワークの日程は以下のとおりである。
【9/17(火)】
・盛岡駅集合
・滝沢演習林到着・座学
・スタディウォーク
・安比高原見学
【9/18(水)】
・東日本大震災津波伝承館見学
・釜石鵜住居復興スタジアム、根浜海岸見学
・釜石市箱崎町町内会長ヒアリング
【9/19(木)】
・釜石市根浜町民宿経営者ヒアリング
・釜石市漁業関係者ヒアリング
・防潮堤見学
・花巻駅解散
後期の授業では合宿内容の振り返りを行い、常磐祭でのパネル展示にむけて準備した。同時に、各学年・学生の関心に応じて研究テーマを設定し、3年生はゼミ論、4年生は卒業論文の執筆に取り組んだ。4年生のうち1名が合宿で訪問した釜石市箱崎町・根浜町をフィールドに卒業論文を執筆した。また、対象地域を日野市に移し、家族・地域・産業に注目して生活・教育・文化を捉える学生も多くみられた。
① 常磐祭(11月9・10日)でのポスター発表
前述した合宿の内容について、学生主体でまとめた。学生の率直な感想をもとに、岩手県の自然・地理・産業に規定された生活文化を表した。多くの来場者がパネルを閲覧し、なかには内容の詳細について質問する人もいた。生活文化学科が幅の広いフィールドワークを実施していることをアピールできた。
② 生活文化学科卒業論文発表会(1月26日)
4年生6名がゼミナール活動を参考に、地域・産業と家族に関する卒業論文を執筆し、発表した。日野市子ども包括支援センター「みらいく」ならびに日野市教育センター「わかば教室」でヒアリングを行い、「不登校支援における『多様な学び』の捉え方——日野市内の公共施設と民間施設の実態から」を執筆し、報告した。
③ 日野キャンパス合同卒業研究発表会(3月3日)
岩手県釜石市ならびに石川県志賀町でのフィールドワークをもとに、「高齢期の震災経験と生活復興——漁村・農村の地域文脈がもたらす能動的対応」を執筆し、学科内で高く評価され、学科を代表して合同卒業研究発表会にて報告した。オーディエンスからもフィールドワークの緻密さを評価され、次年度以降の継続的な調査を期待された。







