障がい者雇用について考える
<指導教員>篠﨑 香織
<発表日時>2024年10月5日
<発表場所>実践女子大学渋谷キャンパス常磐祭
近年「多様性」という言葉が社会に浸透し、職場選びにおいても個人のあり方を尊重する企業が増えている。本活動では「誰もが働きやすい社会」づくりを考えていく中で、個人のあり方の尊重が進むことで雇用の機会が一層拡大することが期待される障がい者雇用に注目する。日本の障がい者雇用率は上昇しているものの、障がいの種類や職種によって雇用率は異なる。そこで障がいの特徴と仕事の適性を把握するとともに、雇用の現状を詳しく調査し、障がい者雇用における課題について理解を深めたい。そして私たち学生ができることについて考えたい。
調査先として、都立港支援学校や東京都立練馬特別支援学校、就労移行支援事業所LITALICOワークス、日本就労移行支援センター、CTCひなり株式会社を予定している。
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2024年度
本活動では、4 年生は卒業研究、3 年生は個人研究として、活動をおこなった。 それぞれ主な研究手法は、 インタビュー調査から得られたデータに基づく分析である。 4年生は昨年度から研究に着手しているため、文献調査や政府統計のデータの収集を行い、 問題意識に基づくまとめを行った。インタビュー先は、3 年生は CTC ひなり株式会社、4 年生の落合さんは昨年度の活動で CTC ひなり株式会社に伺っているため、今年度は、アスタネゼネラルパートナーズ株式会社のもつ就労支援継続事業所)と独立行政法人の研究機関に伺った。
卒業研究の中間段階のまとめとして、CTC ひなり社とアスタネにおける障がい者の雇用状況を、主に障がい者のモチベーションに注目し、やる気を促す仕組みがどのようになっているのかをまとめた。アスタネでは、障がい者がシイタケの栽培をしており、その際、需給の変化を捉えながら、生産量の調整も行っている。 それは、 変化への対応力をつけていることと、 シイタケは発芽から収穫までの期間が短いため、 結果がわかるのに時間がかからず、 やる気に結びつけやすいことと、 予測が外れても短期間で挽回し得るためである。 このように、 短期間で結果が出たり、 想定外のことが起きても取り返しやすいこと、 そして、 安心した気持ちで仕事に向かえることが、 障がい者のやる気の維持に結びつくことがわかった。
3 年生のチームは、CTC ひなりの被雇用者が障がいの種類別にどのような仕事を分担しているのか、円滑に仕事を進めるためにどのような仕組みがあるのかをまとめた。3 年生のメンバーにとっては馴染みの薄いテーマであり、実際に企業の担当者にお話を伺うことが発見の連続であったようである。
ひなり社では、 障がい者の相談役 (キャリアサポーター) になる担当者の研究、 教育に力を入れており、特別な専門知識のない社員が工夫しながら、障がいのある社員とコミュニケーションを取りやすい状況を作ろうとしている点が、相互理解を深める一助になっていることがわかった。







