図書館学生スタッフららすた(日野キャンパス)
<指導職員>川島恵子 丹羽知里
<発表日時>2024年11月5日(火)~7日(木) パシフィコ横浜
2024年11月9日(土)~10日(日) 常磐祭
<発表場所>「図書館総合展」パシフィコ横浜
「図書館学生スタッフららすた」は 2018 年に発足し「学生が自主的に企画・活動する図書館スタッフ」として、職員、学外組織と協働しながら、図書館内での POP展示、選書ツアー参加、常磐祭での図書館探検型クイズラリーや読み聞かせなど精力的に様々な活動をしてきた。
2024 年度は昨年度と同様、パシフィコ横浜で開催される図書館総合展および付随する研修フォーラム等へ参加したい。図書館総合展は「館種や立場を超えた参加のある、図書館界最大の情報交換の場」であり、国立国会図書館はじめ諸機関・諸団体また研究者・NPO や学生などからの出展や発表が行われる。
ららすたは、実践女子大学日野キャンパス図書館内に所蔵されている特殊コレクションの紹介という内容でポスターセッションと WEB 上にて出展する。貴重なこの機会から知見を深めることで、ららす
たスタッフの協働力、行動力を磨き、今後のららすたの活動活性化と図書館利用促進につなげることを目指す。
News
2024年度
図書館学生スタッフ(通称「ららすた」)は、2024年度ゼミナール等による学術的な活動活性化費を利用して、パシフィコ横浜で行われた「第26回図書館総合展2024」に出展した。図書館総合展は、図書館関連の見本市であり、図書館種を越えた図書館界全体の交流・情報交換の場となる、図書館または周辺分野に関するトピック・技術・製品サービス情報について<1年分のまとめ>の役割を担う全国的なイベントである。
昨年度、初めて「ららすた」として出展し、他の出展者や来客との交流を図ることにより多くの知見を得た。そこで今年度も、学生に限らず、図書館業界、出版業界の方々に広く、私たち「ららすた」の活動を知っていただく大きな機会と位置付け、これまでの活動を振り返り、図書館界全体との交流と情報交換を目的に参加した。
発表の内容について
私たちが参加・出展したのは、会場に設けられたブースで行うポスターセッションである。同セッションには、私たちのような学生団体だけではなく、40近くの図書館、学会等の団体、企業等が出展した。私たちも3日間にわたり、来場した方々に、自分たちの『豆腐百珍』(後述)に関する研究・活動の報告をした。事前準備を5月から開始し、図書館内にある歴史的な貴重資料である特殊コレクションから題材を選び、研究と成果発表を行うことにした。佐藤悟図書館長のご助言をいただきながら研究を行う書物とテーマを決めた後、テーマに沿った研究をメンバーで分担しながら行った。食に関心をもつ学生が多いこと、中でも若い女性を中心とした豆腐人気に着目したことから、江戸時代における豆腐のレシピ本である『豆腐百珍』を題材とし、「当時のレシピ再現」と「同系列書物と比較する紙質の変化」をテーマとした。どちらのテーマも夏休み中に集まり、メンバー同士協力して研究をした。
ポスターとオンラインサイトは、載せるべき情報を取捨選択しつつ見やすい配置やデザインにすることを心がけた。また画像を多く取り入れ、読み手の目を引く工夫を施した。
図書館総合展のポスターセッション会場では、ポスターや資料を用いて説明した。『豆腐百珍』についての説明、研究を行った背景、現代の調理法に合わせた再現レシピ、高精細デジタル顕微鏡を用いた紙質の比較について詳しく説明した。また研究の説明をするにあたり、合わせて日常活動についても報告をした。そこで持参した 350部のしおり、200 枚のリーフレットはすべて希望者に配布した。学生主体でここまでの企画ができるのは立派であるとお褒めの言葉、また、研究・活動に関する質問をたくさんいただき、他大学の図書館関係者や企業の方々に興味を持っていただいた。説明とともに、ららすたの制作物も配布したことから、より多くの方にららすたの活動を実感してもらうことができた。
3日間を通して、他大学の図書館学生スタッフと本に関わる様々な企業の活動内容や、本と向き合うための工夫を知ることが出来た。他大学の活動では、各大学の特色を活かしそれぞれ異なる活動が行われていた。大学にはどのような学生が在籍しているのか、図書館に対してどのような需要があるのかをよく分析することで、学生や教職員の方々により図書館を利用してもらえるのだと実感した。
平日に開催されたイベントであったため、授業との重複などの理由でメンバー全員が参加することはできなかったが、当日の写真や参加メンバーからの報告により会場での様子を共有することができた。参加できなかったメンバーからは、来年度こそ行きたいとの声もあり報告の達成感も得られた。12月17日(火)・19日(木)には、学内一般の学生・職員の方々向けに展示中の『豆腐百珍』に関するギャラリートークを行った。真剣に話を聞き、途中いくつかの質問をしていただいた。活動に参加するだけではなくアウトプットすることによって、自身の考えや体験を整理する機会になるとともに周囲の学びにも貢献できることを発見した。
ポスターセッションの反省点として、当時の豆腐料理の再現に関して江戸時代の豆腐と現代の豆腐の違いに関する質問をいただくことが多くあったため、レシピだけでなく豆腐そのものについての情報収集と説明が不足していたことが挙げられる。また、一方で、ポスターにキャンパスの場所を具体的に東京日野と記載したこと、名刺を作成し当日参加していた他大学の学生や企業の方々と交換することなど、総合展後にも、昨年度参加した反省点を活かすことができたことがよかったと感じた。総合展にて名刺を交換した方とは、総合展が終わったあともメールによる交流が続き、本学図書館へ本の寄贈をしていただいた。








