HINO CAMPUS 生活科学部
生活環境学科 ※2025年4月から環境デザイン学部環境デザイン学科
3つの方針(ポリシー)
生活環境学科の学び(2024年度入学生・2026年度編入学生)
デザインスキルとデザインマインドを身に付けて、
社会を変える人、世界を創る人になろう
時代は大きく、「消費社会」から「情報社会」へ、そして「創造社会」へと変化していく、と言われます。
「消費社会」とは、できるだけ多くのモノやサービスを消費することが、生活の豊かにつながる時代。
「情報社会」とは、多くの人とコミュニケーションし、多様な関係を築くことが、生活の豊かさを表す時代。
それに対して「創造社会」では、自分の求めるモノやコトを自分で創り出すこと、自分の周りの環境や社会を創りだし、自分の生き方を創り出すことが、生活の豊かさを示すことになります。
「創造社会」における学びは、つくることを学ぶこと、つくることを通して学ぶことが重視されます。
生活環境学科では、こうした21世紀型の学びに対応すべく、「デザイン」を主軸に据えたカリキュラムで学ぶことができます。
学びの領域
幅広いデザインスキルを身に付けよう
アパレル・ファッション分野
1級衣料管理士の資格取得に沿ったカリキュラムで、衣服の製作・販売、素材の評価・開発、品質管理・染色加工等、被服に関するトータルな技術と知識を身に付けることができます。
ファッションデザイン/製作に今まで以上に力を入れ、企画・デザインから製作まで、基礎から確実にステップアップしながら、高度な知識と技術を身に付けていきます。
さらに、市場調査を通じた販売戦略など、ビジネスのデザインについても学ぶことができます。
プロダクト・インテリア分野
私たちの生活を支えている様々な道具や家具などの製品デザインに取り組みます。デザインの基礎から実際のものづくり、製品として完成させるマネジメントまで、体系的に学んでいきます。使う人のニーズや 体験を重視した「人間中心のデザイン」に力を入れ、様々な演習を通して知識と技術を高め、専門性を身に付けます。
情報を整理し、編集し、発信するための情報デザイン、視覚的な手段で効果的に相手に伝わるためのスキルを磨くビジュアルデザインにも注力しています。
住環境デザイン分野
住宅、施設などの建築/インテリア空間から都市空間まで、暮らしがより豊かになるような住環境のデザインに取り組みます。設計製図、建築計画、環境工学、建築構造など幅広く網羅し、一級・二級建築士の受験資格に対応したカリキュラムとなっています。
低学年次から製図の基礎 、空間作りの基礎からスタートし、少しずつ複雑な建物の設計へとステップアップしていきます。自分で頭の中で想像した空間を形にしていくプロセスは、この分野の醍醐味です。
総合デザイン分野
各分野で学んださまざまなデザインスキルを総合的に用いて、実際の社会的な課題に応用していきます。
この分野では、実社会における複合的な課題こそが学びの舞台です。社会連携プロジェクトなどを通して、関わりのある多くの人とともに問題を発見・分析し、協働して解決方法を提案するような、総合的かつ実践的なスキルの獲得を目指します。
3つの軸から学ぶ「デザイン」

「デザイン」と聞くと、芸術性に秀でた才能のあるデザイナーによる自由な発想が必要、と考えていませんか。
生活環境学科のデザインは、CREATIVITY、SCIENCE、SOCIETY、の3つの軸の交わるところと捉えています。この3軸を合わせて学ぶことによって、誰もが、デザインのスキルと実践力、そしてデザインマインドを身に付けていくことができると考えています。
CREATIVITY:デザインの元となる発想力や創造性は必要です。様々な演習を通して、手を使って試行錯誤を繰り返し、新しいものを創り出す楽しさを学び取ります。
SCIENCE:直感やセンスに頼るのではなく、データを積み重ね、エビデンスに基づき、論理的に考える思考が重要です。科学的な知識と実証的な態度を身に付けていきます。
SOCIETY:つねに社会との接点を意識し、社会のために、社会とともに考え、提案することを目指します。多様な人との協働と共創によるデザインを実践していきます。
何より身に付けてほしいデザインマインド
生活環境学科の学びは、デザインスキルを身に付けてデザインの専門家になることに特化したものではありません。
「デザインする」「つくる」ことを通して、自分が「社会を変える、世界を創る」主体である、というデザインマインドを身に付けてもらうことに、より大きな意義があると考えています。それは、実践女子大学の学祖下田歌子から受け継がれた「建学の精神」に合致するものでもあるのです。
クリエイティブ・マインドセット
自分には創り出す力があるという自信と、自分こそが創り出す主体であるという自覚をもつこと。より豊かな環境/社会を創り出す責任をもって取り組もうとする心の持ちよう。
クリティカル・シンキング
批判的かつ論理的な考え方をすること。社会の動きや他人の意見に流されるのではなく、つねに多角的・客観的に物事を捉え、自分で考え判断する力と態度をもつこと。
シチズンシップ
社会を構成する一人の自立した市民としての意識をもつこと。社会的な課題を自分ごととして捉え、主体的に取り組む意志と、さまざまな人の考え方を尊重しながら、一緒に考えていく姿勢を合わせ持つ。
カリキュラム(2024年度入学生・2026年度編入学生)
社会におけるデザイン実践力を身に付けよう

生活環境学科では、2年前期をプロジェクトタームとして 、さまざまな課題に取り組んでもらう時期としています。分野を超えてさまざまなデザイン手法を駆使しながら、社会の課題に取り組むためのプロジェクト科目として「生活環境プロジェクトa・b」があります。
また、4年次には、これまで学んできたデザインスキルを統合し、社会の課題解決に活かすための「総合設計演習」を履修することができます。
生活環境学科には、各分野において地域連携/企業連携を進めてきた経験豊富な教員がたくさんいます。
複数の教員と協力して取り組む社会連携プロジェクトを通して、実践力を磨いていきましょう。
学年別専門科目一覧表【2024年度入学生・2026年度編入学生】
4年次:専門知識と技術修得をさらに進めるとともに、それらを統合して問題の発見や解決法を見い出す力を養う。ゼミでは集大成として卒業研究(論文や制作)に取り組む
3年次:多彩なデザイン演習により専門知識や技術を修得しつつ、全員が少人数のゼミに所属し、学校行事や企業との共同企画、地域イベントなどにも参加。実践的な力を身につける
2年次:各分野の専門性に沿った講義・演習により、専門的な知識と技術を学ぶ。さらに地域や社会と関わるプロジェクト科目によって、分野横断的かつ協働的に学ぶ経験を得る
1年次:アパレル・ファッション、プロダクト・インテリア、住環境デザイン、およびそれらを融合した総合デザインの各分野を理解し、専門科目の共通の基盤となる知識と技術を学ぶ
学年別専門科目一覧(2024年度入学生・2026年度編入学生)
※2024年3月14日時点のデータです。それ以降の修正内容は反映されていません。
シラバス検索システム
シラバス検索システムが別ウィンドウで開きます。
取得可能な資格・取得支援資格【2024年度入学生・2026年度編入学生】
取得可能な資格
高等学校教諭一種免許状(家庭)
中学校教諭一種免許状(家庭)
司書教諭(要教員免許)
1級衣料管理士 ※2023年度より最終試験を実施予定
一級建築士試験受験資格
二級建築士試験受験資格
インテリアプランナー登録資格
取得支援資格
インテリア設計士2級
商業施設士
JIDAデザイン検定(旧プロダクトデザイン検定)2級
色彩検定
商品装飾展示技能検定(VMD検定)3級
接客販売技能検定3級
主な就職先(2021~2024)
アパレル・繊維関連 |
株式会社ビギ、株式会社ユナイテッドアローズ、株式会社ボルトン、株式会社しまむら、ルイ・ヴィトンジャパン株式会社、株式会社アダストリア、青山商事株式会社、株式会社ベイクルーズ |
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住宅・建築・設計 |
積水ハウス株式会社、三菱地所ホーム株式会社、株式会社一条工務店、大成建設ハウジングコーポレーション株式会社、株式会社長谷工コーポレーション、東急リバブル株式会社、大和ハウス工業株式会社、三井不動産リアルティ株式会社、ミサワホーム株式会社、旭化成リフォーム株式会社、世紀東急工業株式会社、株式会社錢高組 |
プロダクト・インテリア |
キヤノン株式会社、名央産業株式会社、クリナップ株式会社、株式会社大創産業、コーナン商事株式会社、大光電気株式会社、株式会社LIXIL、タカラスタンダード株式会社、株式会社ジンズ |
金融・保険 |
イオンプロダクトファイナンス株式会社、日本生命保険相互会社、住友生命保険相互会社、明治安田生命保険相互会社、東京信用金庫、多摩信用金庫、みずほビジネスサービス株式会社 |
教育・官公庁 |
(学)実践女子学園、(学)東京理科大学、長野県教育委員会、岐阜県教育委員会、豊島区役所、さいたま市役所 |
その他 |
株式会社小田急ビルサービス、三菱商事パッケージング株式会社、西武鉄道株式会社、株式会社三越伊勢丹、株式会社晋遊舎、株式会社サンドラッグ、株式会社コーセー、日本調剤株式会社、株式会社千代田グラビヤ、ロクシタンジャポン株式会社、株式会社ゼンショーホールディングス |
進学 |
実践女子大学大学院、東京理科大学大学院 |