スポーツ現場における栄養教育支援活動
<指導教員>奈良 典子
<発表期間>2023年11月11日,12日 12月3日
<発表場所>常磐祭、ポスター発表
アスリートを対象に非侵襲的方法を用いた骨蜜度やヘモグロビン、身体組成の測定調査を実施し、体調の維持・管理に貢献するとともにスポーツ現場における栄養教育支援の方法を目的とする。具体的には大学ラグビー部員、当校の学生らを対象に、 骨密度の測定、ヘモグロビンモニタリング装置アストリウムを採用し、血中ヘモグロビン濃度の動向、INBODY を用いた身体組成を調査することとする。 中学生サッカーチームに対しては、アスリート本人と保護者においてもアンケート調査を実施する。 アスリート自身の栄養・食事管理能力向上のため、栄養セミナーや自炊メニューリーフレットなどの積極的に行うこととする。 以上の学外活動における倫理審査は承認済みならびである。このほか、本校の運動部員や他校の女子大学運動分、大学陸上部員の調査も実施に向けて準備をすすめている 。
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2023年度
1)スポーツ現場における主な栄養指導・教育活動

サッカージュニアチームを対象とし定期的なヘモグロビン推定値の測定を実施し、季節変動の把握をすることを目的とした。活動は月1回、相模原市ジュニアサッカーチーム(ファサネイト)の練習会場にて、毎回約30名以上の中学生男子のヘモグロビン推定値の測定を実施した。今年度は中学3年生の3年間分の測定を分析し食意識との関連を検討した。
また指導教員同席のもと、ラグビー部員の身体組成、栄養セミナー、個別栄養指導を実施した。
2)卒業研究発表ポスター
卒業研究発表時にポスターにて発表をした。ポスター作製は細部にわたり指導を受けた分、来場者に分かりやすいものが作成できた。本報告資料にはあげていないが、ラクロス、男子陸上長距離部員のヘモグロビン測定活動も行い、すべてを1枚仕上げにて発表することができた。
3)常磐祭におけるヘモグロビン推定値の測定および血圧測定
研究室前に過去の活動ポスターを掲示するほか、来場者に非侵襲的方法にて、ヘモグロビン推定値および血圧の測定を実施した。
【まとめ】
スポーツ現場における栄養教育支援活動は、指導教員より大変なことはうかがっていましたが、想像以上に重労働でありました。ただ、卒業後にこのような貴重な経験は中々できないことを大学時代に行わせていただいたこと、約1年間におよぶ活動を学内およびチームへ報告することができましたことは勉強になることばかりでした。来年度の後輩にも現場活動を引き継いでいきたいと思います。