国文学マーケティングプロジェクト
<指導教員>深澤 晶久
<発表日時>2025年1月16日
<発表場所>渋谷キャンパス×叶匠寿庵
日本文学との関わりの深い企業を実際に訪問調査することを前提に、学生が事前学習として主体的に企業について研究すると共に、視察に関しては企業経営者からの講話など、企業の現場での体験をもとに、国文学を学ぶ学生ならでは視点で企業を見つめ、今後の社会人としての活躍のための力を習得する。
本科目は、2024年度開講科目であり、国文学とマーケティングの結びつきを学ぶ新しい視点を有する講座となる。作年度と同様、叶匠寿庵と資生堂パーラーを連携企業としており、本申請は滋賀県大津市にある叶匠寿庵本社視察に関する活動活性化の申請となる。
また、本講座は、国文学科の入試対策として、すでにオープンキャンパスなどで、その内容を幅広く告知している。
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2024年度
【各学生の声】
日本の古き良きが全て詰まった場所だと実感しました。従業員の方々が「寿長生の郷」のことを大好きで楽しんで仕事をしているということが伝わり、実際に行くことへの魅力を感じました。
また、大木には価値があるから絶対に残さなければならないという意志のもと、民家を壊して木を守るという環境を優先したことに、一人一人への尊重の想いが感じられました。価値観というのは一人一人違って当たり前なのに、それを尊重し、一人一人の声に耳を傾けている社長を始めとする社員の方々だからこそ、「寿長生の郷」をつくりあげられるものだと思いました。
みなさまの素敵な対応に感銘を受け、私も社会人になったら丁寧で心から仕事を楽しみたいと思いました。
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叶匠寿庵を訪問してみて、全体的にお菓子への強い想いが行動にとても表れていると感じた。しばたさんのお話の中で、いいお菓子は意味付けられていないとお菓子ではない、とおっしゃっていて、一つのお菓子を作るのに国文学を深く理解し、個数や材料などを表現したいことに関連づけていて、お菓子へのこだわりの強さを感じた。
さらに、叶匠寿庵はSDGSにも取り組んでいるが、周りから見たらSDGSだと言われる行動もお菓子をより良いものにするための当たり前の行動というお話を聞いた。お菓子をより良いものとするために、水を綺麗にしたり、植物や生物を保護したり社員を尊重したりという行動が日本・世の中のためになっていて、非常に素敵な場所だと思った。
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寿長生の郷に訪問している間、沢山の社員の方にお会いすることができましたが、温かい方ばかりで、お話を聞いていると真剣にお仕事と向き合い熱を持って働かれていることを感じました。
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寿長生の郷を訪問し、自然と共存している環境が印象に残った。寿長生の郷にある水や植物から菓子などが、土からは陶器が制作していたりと、自然と人の共存を実際に体感することができた。社員の方のおすすめポイントが「寿長生の郷の自然」と紹介されていた通り、東京で過ごしていたら感じることができない自然が味わえた。
寿長生の郷では、木々や花、水などの当たり前にあるはずの自然の壮大さをより身近に感じることができた。
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「寿長生の郷」を視察し、叶匠寿庵さんが力入れていることや会社の雰囲気、人間関係や環境配慮などさまざまなことに気づくことができた。また、陶芸体験で使用されている粘土にも歴史が深く関わっていることがとても印象的だった。
もともと琵琶湖だった場所が点々と存在していたが、地震などの震災によって地面が隆起したということを初めて学び、とても驚いた。1万年〜2万年前の地層から取れたものを陶芸体験の粘土で利用されているということも、現実として可能であるということを学び、とても感激した。
また、やぎなどの動物がいることで、環境に配慮していることはもちろんだが、子供やお年寄りがやぎをみにきていて、癒しの存在として可愛がられていた。『万葉集』や『呉漢書』などさまざまな文学作品と関わりがあり、歴史や文学を感じることができた。また、素敵なお菓子があり、豊かな自然に囲まれ、とても素敵な会社であると感じた。
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実際に訪問すると、とても大きな土地の中に大自然が広がっていました。井戸などを見たことで、当時生活していた人々の暮らし方が分かりました。社長や社員の方のお話を聞き、本当にこの場所が好きなことや、作っているお菓子にしっかりとした思いが込められていることが伝わってきました。
お菓子は心が豊かになったりにこやかになり、人生がより豊かになるというお話がとても印象に残りました。陶芸で使用した粘土は10000年前のものもあるということで、とても昔のものが残っているのは貴重なのではないかと感じました。陶芸をするのは初めてだったので、どうなるのか不安でしたが楽しく体験することができました。みかんジュースやジェラートなどたくさん食べさせていただきました。実際に目で見るなどして五感で感じたことで、今の季節を楽しむことができたと思います。
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社長さんのお話をお聞きすることもできて貴重な機会でした。社長さんもおっしゃっていましたが自然の中でお菓子を作りたいという想いが自然を守るための行動になっているとツアーをしている時に感じました。
元々住んでいた所を保存していまも使っているという魅力があると思いましたし、今の社員の方もお菓子が好きで自然が好きな方が多い印象でみなさんすごく明るくお話ししてくださっていて仲間の仲がすごく良いのも魅力的でした。井戸の組み方で年代がわかるというのもそのままを残しているからこそのものだと思いました。大木が価値のあるものとおっしゃっていましたが、たくさんの木からパワーをもらえるような場所でした。
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寿長生の郷を視察して感じたことの1つに、社員や従業員の皆さんの立ち居振る舞いに叶匠寿庵の魅力が詰まっていたということがあります。角田部長がどの方とすれ違っても必ずお話されていて、社員様同士の強い繋がりを感じました。また、角田部長が声をかけた方はお願いされてお話された方もいらっしゃるとは思いますが、ほとんどの方が自ら自己紹介と私たちを歓迎するお言葉をかけて下さり、人柄の良さとおもてなしの心が1番表れていたところだと感じました。
また、社長の「小さいお菓子という媒体で日本の文化や歴史を世界に広めたい」というお話が非常に印象に残っています。「お菓子を楽しんでもらうこと」や「お菓子を売って経済に貢献すること」ではなく「日本の歴史や文化を広めるためにお菓子を売る」ということが驚きでした。和菓子の製造・販売が目的ではなく、最終的なゴールが「日本の歴史や文化を広めること」と社長ご本人からお聞きしたことで、おもてなしの姿勢や景観、お菓子に使用する材料の徹底的なこだわりの理由が分かりました。
私は現在3年生で就職のために様々な企業を見ていますが、比較的どの企業も商品やサービスを提供することで利益を出すことを意識しているところが多いのですが、私は経済を回すことや利益を出すことにこだわりがないため違和感を感じることが多いです。しかし、叶匠寿庵様は日本の歴史や文化を伝えるというゴールに向かって和菓子を製造・販売するという明確な目的があり、ゴールが「商品を売って利益を出すこと」ではない点で魅力的だと感じました。また、社長の社長としての在り方について、「トップダウンで指図はしない」「責任と提言の両輪で動く」「会社は社長のものではない」という考え方に非常に共感しました。
私も委員会で三役として運営を行っており、「指図はせずそれぞれの部署のリーダーに主導権を握ってもらい三役は見守る」というスタイルで活動していたため、私が理想とする社長のあり方だと思いました。視察を終えての感想を一言で表すならば、「自分が京都に住んでいたら絶対に受けたかった企業だった」です。企業の目指すゴール、人の良さ、社長の在り方全てが魅力的でした。今回の視察を通して、これからの就職活動でどのような企業を自分の心を動かしてくれるのか、たくさんのヒントを得ることができたと思います。
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叶匠寿庵さんの寿長生の郷では様々な場所を案内していただきました。まず、総合案内所では100年前にはご飯を作る場所として使われていた場所を見させていただきました。
電気やガスがない時代は米は薪火で炊いていたということが分かりました。また、その後近くにある井戸は奈良時代の井戸の組み方をしているとご教授いただきました。これらのことから叶匠寿庵さんは古くからあるものを大切にされているということが分かりました。また、陶芸の体験もさせていただきました。陶芸の際に使った粘土は寿長生の郷の土だとご教授いただきました。
その他角田人事部長のお話からも叶匠寿庵さんは寿長生の郷でできた、取れたものを利用しているということを学ぶことができました。実際に訪問したことで、叶匠寿庵さんのSDGsへの取り組みを体感することができました。さらに、社員の方々の人柄のよさに触れることもできました。社員の方々が私たちに挨拶してくださるだけでなく従業員間でも挨拶やお話しをされている姿から職場の人間関係のよさも伝わりました。熱意をもって仕事に取り組まれている方々のおかげで美味しいお菓子が作られているということが分かりました。
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里に着いた瞬間、ここがオフィスだと考えたら本当に魅力的だなと思いました。社長さんのお話で、ルートができるとかはいらず、日本の歴史や文学を勉強しているのが必要ということを話しており、今の自分たちの勉強が仕事に密に関わっていることを感じました。陶芸体験では、あまりやることがない、四角い粘土からつくる形だったので新鮮でした。
職人の方の見本が一見簡単そうに見えましたが、実際にやってみると円に切るだけで一苦労で、職人の技を感じました。働いている方々が皆さんフレンドリーで柔らかい話し方をされていてとても雰囲気が良かったです。集合時間前になんでここで働いているのか、という質問を2人の社員の方に質問する機会がありました。その際も、この会社じゃないといけない理由がすぐに話せていて、自分も就活の志望理由のために話すだけでなく、働き出してからも話せる、心から行きたい理由がある会社に出会いたいと思いました。
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寿長生の里には、電柱や電線が見当たりませんでした。地中にあるそうです。そのため、景観が整って見えて綺麗だと感じました。この里には、現代でも、おじいさんは、柴刈りに(しばの木をかりに)おばあさんは川へ洗濯に。というような営みが、残っているかのようでした。総合案内所の古民家の茅葺き屋根は、手入れする人も少なくなっており、維持、管理が大変であるが、その古民家より大事な木。残さなくてはならないといされる木があり、人間の都合で伐採せず、自然を守ることを優先している点に感銘を受けました。
里の中では時たま自然ではなく人工的な、音が聞こえました。その正体は工場で出た汚い水を綺麗にしている音で、綺麗な水を循環させようとしている姿勢が伝わってきました。今回私たちが体験した陶芸で使った粘土は、寿長生の里から掘った粘土で、調べたところ、粘土の上の層が10000年前の層であったそうです。なので、私たちが使った粘土には、一万年以上前の年度が混ざっていたかもしれません。この里の地は、昔は琵琶湖で水に浸かっていた場所だったと考えられています。
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この度、叶匠寿庵寿長井の郷を訪問させていただく貴重な機会をいただきました。従業員の方は、行きのバスから気さくに話しかけてくださり、朗らかな雰囲気をもたれていました。互いの業務を尊重し合って仕事をするという芝田社長のお話通りでした。また、日本の伝統文化、歴史、和菓子を大切にし、それらを世界に発信できたら素敵じゃないかと、それが無駄なわけがなくて人生を豊かにしてくれる大事なことなのだとみなさん仰っていて感銘を受けました。
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朝バスに乗ったときから、従業員の方同士があいさつされている様子を見て、すごく雰囲気のいい企業だということを感じました。普通、送迎バスの中だと、シーンとしていて、会話が生まれることはまれだと思っていたので、とても新鮮でした。到着してから、角田さんだけでなく、他の従業員の方もすごく「来てくれてありがとう!」と思ってくださっているのが伝わってきて、お客様を大切にされていることが伝わってきました。
朝から、砂利整備をされて、お客様にきれいな状態で着ていただいたり、花を活けて落ち着いていただいたりと、細やかなところまで意識されているのが印象的でした。また、お客様を大切にするだけでなく、会社が従業員を大切にしている様子も伝わってきました。社長と専務がみんなに話を聞き、共有などされていなかったら、上司が怒られるというのは、わからない部下が悪いのではない!というのが伝わってきましたし、会う方会う方にお話しされていて、とても社員同士の距離が近い企業なんだなと思いました。
また、その距離の近さゆえに、会社が従業員のことも大切にする風土がついているなと感じました。働かれている皆さんが生き生きとされていて、お仕事やお菓子に誇りを持たれていることもよく伝わってきました。誇りをもっているからこそ、人の好さも生きて、よりよい印象を与えているのではないかと思いました。4回転職されている方のお話をお聞きしたときに、地元からも本当に愛されている企業であるということをよく理解できました。このような企業での取り組みの結果、叶匠寿庵の経営はウェルビーイングにも繋がっているのではないかと思いました。
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まずは、とっても楽しかったです!!豊かな自然と、従業員の方々の温かさが嬉しかったです。
育った母島のことを思い出しました。和菓子はもちろん、環境や地域活性化、梅やみかん、柚子などの栽培、パン屋、ジェラート屋、陶芸、その他にも、どんどん広げていてすごいなと感じました。また、ただやりたい、だけではなく、どんなところにこだわるのか、どうしてやりたいのかというコンセプトまでしっかり練られているのを、肌で感じることができました。
この授業をとって、寿長生の里に行くことができて、とても幸せです!!企業案内をつくるのが、大変だと思いますがとても楽しみです!!"また、英語を話せる方がいらっしゃったのもすごく印象的でした。和菓子の良さを海外に伝えていくためには、確かに英語を話せる人がいなければいけないと思いました。








