生活科学部 食生活科学科 准教授
佐々木 渓円(ささき けまる)
SASAKI Kemal
研究室 | 日野キャンパス 本館305(公衆衛生学研究室) |
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専門分野・専攻 | 公衆衛生学、母子保健、小児科学 |
教育研究情報 | 研究者情報データベースへのリンク |
最近の研究テーマ等
1.健やか親子21(第2次)
母子の健康水準の向上を目標とした「健やか親子21(第2次)」に関する研究や、実践活動。特に、乳幼児健康診査と保健指導、健康情報の利活用、児童虐待防止対策について。
2.乳幼児の食生活
食物アレルギーの「除去解除」に向けた患児や保護者の不安を軽減する取り組みや、食生活とその他の生活習慣との関連性など。
3.ヘルスリテラシー
ヘルスリテラシーと食生活等との関連について。
4.その他
ヒューマンエラー対策、周産期の母体因子・胎盤臍帯因子・胎児因子の関連性など。
主な担当授業と概要
公衆衛生学
公衆衛生学を通じて優しさと強さを兼ね備え、倫理観を以って人格を陶冶しようとする態度を身につけ、卒業生が「すべての人が自分らしく生きられる社会づくり」に貢献できることを目指します。
感染と防御
管理栄養士として身につけることが望ましい、代表的な感染症や生体防御機構、アレルギー学に関する知識を習得します。
研究室・ゼミ紹介
公衆衛生学は、「時代が求める課題」に対応し、対象集団・個人や他職種との協働により社会システムを創造する分野です。つまり、「女性が社会を変える、世界を変える」ための実践科学です。特に、当研究室では自治体等との連携にも積極的に取り組み、次の2点を目指しています。
1.障がいや疾病の有無にかかわらず、すべての人が地域社会の中で自分らしく生きられること。
2.「すべての子どもが健やかに育つ社会」を目指す健やか親子21(第2次)の目標を達成すること。
また、卒業論文のテーマは、個々の学生が興味のある「時代が求める課題」を選んで、自主的に取り組むことにしています。
卒業論文題目
・幼児の食習慣にみられる市町村の健康格差
・若年出産に関する空間疫学的分析
・アトピー性皮膚炎とスキンケアに関する啓発効果
・乳幼児の母親のクロノタイプと生活習慣
・乳幼児の母親のヘルスリテラシー
受験生へのメッセージ
大学では「自分が学びたいから、テストがあるから勉強する」だけでなく、「修得した知識により、どのように社会に貢献するか考えて勉強する」と充実した学生生活が過ごせると思います。多様な経験や個性をもった教職員は、そのための支援を惜しみなく行います。皆さんが入学することを待っていますので、体調に気をつけて受験勉強を続けて下さい。