株式会社オリエンタルランドへの企業研究プレゼンテーションを行いました
5月29日(月)、本学渋谷キャンパスで、「キャリアデザイン~企業研究特別プログラム~(担当:深澤晶久特任教授)」を受講する3年生40名が、企業研究プレゼンテーションを行いました。
「キャリアデザイン~企業研究特別プログラム~」は、企業研究を通じて産業社会への理解を深め、今後の就職活動にも資することを目的とした授業で、今期7回の授業をふまえて、学生たちはチームごとのプレゼンテーション<企業を知る・自分を伝える>に臨みました。
8チームに分かれた学生たちは、株式会社オリエンタルランドの2017年3月期の決算説明会の内容を読んだ上で、以下のポイントに対応したプレゼンテーションを行いました。
①新聞記者視点:決算説明会を取材して、翌日の新聞記事のタイトルを決める。
②株主視点:「オリエンタルランド社の株式を買うか、持ち続けるか、売るか?その理由。
③就活生視点:この会社にエントリーすることにあたって、オリエンタルランド社の強みと課題。
新聞記者視点チームは、プレゼンテーションにあたり、女子大生にアンケートを実施しました。その結果、アトラクションへの期待が高く、今後は「快適」をキーワードにゲストの満足度を上げることや、長期的な視点に立った事業戦略の構築が鍵であることを提案しました。
就活生視点チームは、同社の強みが福利厚生の充実にあり、とりわけ「女性支援計画」をはじめ、女性が働きやすい職場環境をアピールポイントにしたプレゼンテーションを行いました。また、常に変化し続ける社風に魅力を感じる一方、今後さらにゲストからの満足度を上げ続けることを課題として指摘しました。
プレゼンテーションには、研究対象企業の株式会社オリエンタルランド人事本部人事部長横山政司氏が出席。プレゼンテーションに真剣に耳を傾けた横山部長は「女子大生視点のプレゼンテーションを楽しく聞かせてもらいました。多角的に企業をみること、学生時代には、自分で勝手に限界を決めずに行動すること、自分の可能性を信じて何事にも本気で!」とのコメントがありました。
授業終了後、渋谷キャンパス9階のカフェテリアで懇親会が開催されました。「大学生の時には、失敗を恐れずとにかく主体的に動くこと」「これからの企業における女性リーダーに求められること」「横山さんご自身のキャリアについて」など、参加者全員が横山部長に真剣に質問し、企業の見方に関して大きな気づきを得ていました。
授業を担当した深澤特任教授は、「様々な接点の拡大を通して、社会、企業に関する視野を広げて欲しいと考えており、その具体的なアプローチとしての有効性に大きな手応えを感じました。」と話していました。
受講した学生からは、「企業の視点から様々なフィードバックをいただき、今後の企業研究に向けて貴重な視点を得た」「ご自身のキャリアを含め、一人ひとりの学生の質問にとても丁寧に対応いただいたことに感謝している。」といった感想を述べていました。