文学部の学び
「伸びやかで、個性豊かな人間になろう」
文学部では、個性豊かで、将来どのような世界においても優れた人材として貢献できる、自立した人間の育成を目標としています。そのために、学生生活をとおして、幅広く深い教養を培い、精神と人格の陶冶を図るとともに、専攻する学問の基礎から最先端にいたる知識と研究方法を身につけられるよう、カリキュラムを編成しています。
2014(平成26)年度からの渋谷キャンパスでの教育展開に向けて、文学部では、「副専攻コース」を2013(平成25)年度から新たな試みとして導入しています。そこでは、学生は主専攻とは別に、学科ごとの専門科目を中心に編成される科目群を履修することで、所属学科の専門教育カリキュラムを土台とする発展的学習や、それとは異なる系統的、順次的学習をつうじて、資格を取得したり、複眼的な視野と柔軟な思考力を身につけたりできるようになります。
具体的には、「日本語教員養成コース」は、日本語教育への深い理解と造詣をもち、教育意欲に燃える教授者になることを目的としています。「英語で学ぶ女性表象コース」では、英語で表現され、また表現してきた女性たちのあり方を学ぶ中で、自分の考えを育み表現する力を涵養します。また、「ミュージアム・スタディズ・コース」では、学芸員資格取得予定者が、さらに知識を深め、それを社会で実践するための力を養成します。
なお、従来から、文学部には、専門科目の一部を文学部他学科の学生が履修できる「他学科開放専門科目制度」があります。この制度により、学生は、学科横断的、領域横断的な学習機会を得ることで、自分が学ぶ専門を異なる角度から客観的に理解することができるようになっています。文学部では、さらに学生の学びの場を充実させるために、2013(平成25)年度からは、この制度を「他学部他学科開放専門科目制度」として人間社会学部との間に拡大しています。
渋谷キャンパスでは、「都市型女子大学」、「生涯教育」、「国際化」をキーワードに、国文学科・英文学科・美学美術史学科の3学科共同で多様化する社会に対応しつつ、専門の中での学際性をそなえた、伸びやかで、個性豊かな人間を、渋谷キャンパスにおいて育成していきます。