大学院生の声
文学研究科 美術史専攻 1年 大橋 薫乃
※記事の内容・情報は取材時のものです(2025年12月)
大学院に進学した理由
学芸員になるために、もっと美術史を学ぶべき
学部生のときに、鏑木清方と弟子たちに関する卒業論文に取り組みました。卒論を進めていくうちに、もっと清方について深く学びたいと思い、大学院進学を志しました。また、学芸員を目指していることも大学院進学のきっかけのひとつです。学芸員になるために、もっと美術史を学ぶべきだと思い進学しました。
私の論文テーマ(タイトル・内容・面白さなど)
門井掬水の研究
私の論文テーマは、日本近代美術史において鏑木清方の一番弟子でありながら、その画業がほとんど知られていない門井掬水の研究です。伊東深水や山川秀峰が評価されている一方、門井は作品・手記ともに現存数が少なく、研究が進んでこなかったため、本研究では、美術雑誌の展覧会情報や同時代画家の言説、作品比較を手がかりに、断片的な資料を丹念に読み解き、門井の画家像を再構築します。限られた情報から人物像が立ち上がる過程そのものが本研究の醍醐味であり、周縁に置かれた画家から近代美術史を捉え直す点に独自性と面白さがあると思います。
今後の展望(将来の夢や進路など)
美術に関わる職業に就くことを目指す
卒業後は、学芸員をはじめとする美術に関わる職業に就くことを目指しています。これまで主に近代美術を学んできましたが、近年は現代美術にも関心が広がり、今後はその研究にも取り組んでみたいと考えています。講義やTAなどの活動を通して、実際に学芸員として勤務されている方から、展覧会制作の裏側や展示に込められた意図について直接話を伺う機会が増えました。現場の言葉に触れる中で、美術を社会に伝える仕事への理解と関心が一層深まり、将来の進路をより具体的に描くようになりました。
大学院進学を検討されているみなさんへ
大学院生はとても楽しい
大学院生は本当に大変ですが、とても楽しいです。一度卒業してしまうと、再び学生に戻るハードルは高くなってしまうように思えます。もし少しでも美術をまだ学びたいと思っている方は大学院進学をオススメします。







