日野市との共同シンポジウム「ライフ・ワーク・バランスを考える」を開催しました(6/17)
6月17日(土)、日野市と実践女子学園は、共同シンポジウム「ライフ・ワーク・バランスを考える」を開催しました。
このシンポジウムは、女性と男性があらゆる分野でともに参画できる環境づくりを目指す日野市と、男女共同参画を推進する実践女子学園の両トップが、昨年5月に共同で行った「イクボス宣言」を受けて行われたもの。宣言後1年間の取り組みを振り返るとともに、その成果を市民の方々に報告をすべく、実践女子大学日野キャンパスで開催されました。
前半は、昨年9月に本学園の男女共同参画研修を担当した東レ経営研究所の宮原淳二氏と、本年2月の日野市・実践女子学園管理職のイクボス宣言時に講師を努めたファザーリング・ジャパンの林田香織氏によるトークセッション。働き方改革の現状や課題、イクボスの必要性などについて、自治体や企業の事例を交えて、分かりやすくお話いただきました。
後半は、大坪冬彦日野市長と井原徹実践女子学園理事長が登壇。女性労働協会会長の鹿嶋敬氏と、本学生活文化学科の細江容子教授を加えて、パネルディスカッションを行いました。法律や基本計画をもとに我が国の男女共同参画の潮流や課題を語る鹿嶋氏、日野市の社会関係資本や意識調査を踏まえて男女平等社会に向けた課題解決を提言する細江教授など、様々な視点から意見が交わされました。大坪市長と井原理事長は、イクボス宣言に至るまでの経緯、宣言後の取り組みや成果についてお互いに振り返り、最後には今後に向けての決意表明を行いました。
今回のシンポジウムには市民の方々や本学学生などが参加。「国の動向に加えて、日野市と実践女子学園が行っている取り組みがよく分かった。」や「働きやすい環境、育てやすい環境について考えさせられた。」という意見がありました。
宮原氏・林田氏のトークセッション
安藤哲也氏からのビデオメッセージ
登壇者6名でのパネルディスカッション
最後に大坪市長と井原理事長が決意表明をしました
昨年5月に両トップが共同で行った「イクボス宣言」については、以下の記事をご覧ください。