新型コロナウイルス感染症拡大に伴う遠隔授業の導入について(学長からのメッセージ)
学生の皆さんへ
現在の新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、本学では入学式を中止し、5月6日までキャンパスを閉鎖し、対面授業開始を5月13日に延期し、4月23日からの補講期間に試行的に遠隔授業(メディア授業、オンライン授業ともいいます)を行います。また、教職員はテレワーク体制をとり、本学として学生の皆さん及び教職員の健康と安全を第一にした対応をとっています。
新入生の皆さんと上級生の皆さんもかつてない経験で、学業に対する不安や心配を多く抱えているのではないかと思います。今回は十分な準備期間がない中で、多くの教職員が知恵と労力を出し合って、従来の対面授業に劣らない教育を行い、教育の質を保証できるように皆さんのサポートを含めて努力しているところです。
過去のスペイン風邪のパンデミックなどをみると、この新型コロナウイルス感染症の終息には数年を要することが予想されます。高等教育機関として、学生の皆さんを成長させ社会へ送り出す責務を負っている本学として、対面授業の再開を待つだけではなく、より効果的な遠隔授業として、学生が自由な時間に学習できるオンデマンド型授業(既存の学習支援システムのmanabaをベース)、及び、対面授業と同様なリアルタイム授業(web会議システムのZoomなどの新規導入)を行うために、情報・教育環境の整備、学生支援の充実のために教育・事務体制の再構築を行っています。学生の皆さんもなれない遠隔授業で戸惑うことも多いと思いますが、IT化が進む現代社会において将来を先取りした挑戦と考えて、学生と教職員が一体となってより良い教育の場を作り上げていきましょう。
また、実験、実習、演習、情報リテラシー演習など遠隔での実施が困難な授業については、時間割変更、補講、集中講義、休講、など状況の推移に合わせて柔軟に対応するとともに、対面授業の実施の際には、3密を避け消毒など感染防止に最善を尽くす準備をしています。
この新型コロナウイルス感染症の一刻も早い沈静化を願い、健康で元気な学生の皆さんと一刻も早く、直接お会いできる日を待ち望んでいます。