図書館職員 伊藤民雄さんが私立大学図書館協会の「2021年度協会賞」を受賞しました

図書館職員 伊藤民雄さんが私立大学図書館協会の「2021年度協会賞」を受賞しました。
私立大学図書館協会は、大学図書館の改善発展を図ることを目的とし、これに関する調査・研究及びその成果の刊行、研究会・講演会等の開催、機関誌の刊行、対外関係活動等の諸事業を行っています。
今回伊藤さんが受賞した私立大学図書館協会の「協会賞」は、協会加盟校図書館のうち,図書館・情報学分野の研究・調査や大学図書館の経営管理上顕著な業績や寄与・貢献のあった個人・機関に対し授与される制度で、1955(昭和30)年に設立されました。
今年度の授賞式は、追手門大学を会場に2022年9月9日(金)にオンライン形式による第83回(2022年度)私立大学図書館協会総会・研究大会で行なわれました。
受賞の概要
・種 別 第1部(図書館・情報学の研究・調査業績)
(4)書誌・歴史部門
・被推薦者 伊藤 民雄
・業 績 データベース『図書館情報学文献目録』BIBLIS PLUS の構築と公開
今回の受賞は、伊藤さんが構築した図書館情報学を対象とする遡及的な雑誌記事索引の公開に対するものです。
国内の図書館情報学分野を対象とする雑誌記事索引及びそのデータベースは、1970年以降は『図書館情報学文献要覧』(日外アソシエーツ)が存在しますが、1969年以前は紙書籍の書誌・文献目録が存在するだけで、情報検索が可能なデータベースは存在していませんでした。このデータベースは1969年以前の検索環境の改善を目標にしながらも、明治期から現在までおおよそ情報検索が可能とするようにしています。
受賞した伊藤さんは、以下のように受賞スピーチを行いました。
「今回、2002年度に続いて2度目の受賞となります。私立大学図書館協会の会長校の西南学院大学様、前会長校の國學院大學様を始めとする理事校、そして賞選考を担当していただいた皆様、データベース構築や資料提供にご協力していただいた方々、そして私が所属する実践女子大学・実践女子大学短期大学部図書館の佐藤悟館長、そして職員・スタッフの皆様に感謝申し上げます。今後も日々精進して、私立大学図書館、引いては図書館界に貢献していきたいと存じます。」