トピックス 国文学研究資料館の新日本古典籍総合データベース構築に参加します
このたび本学は、国文学研究資料館が2014年度から行っている「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画(歴史的典籍NW事業)」における「新日本古典籍総合データベース」の構築に参加することになりました。
参加するにあたって、2018年7月5日に、国文学研究資料館のキャンベル館長と本学の城島学長との間で歴史的典籍NW事業におけるデータベース構築に関する覚書を締結しました。
覚書締結の後、キャンベル館長らが渋谷キャンパス図書館を見学に来られ、国文学科の学生と記念撮影を行いました。
この事業に参加することで、当館の複数の文庫にある美術的な価値を有する奈良絵本等のカラー・デジタル化に加えて、検索機能や資料の拡大・縮小などの操作機能を備えて、より閲覧しやすい形でコンテンツを提供できるため、学生へのサービス向上と教育分野における研究の発展に寄与することが期待されます。
当館の主な文庫
・山岸徳平文庫:源氏物語の古注釈書、漢籍、日本漢詩文の研究書において貴重な資料を多数所蔵する
元学長山岸徳平博士の旧蔵書
・黒川文庫:江戸時代末の国学者黒川春村、真頼、真道の三代にわたって収集した書籍のうち、
源氏物語や徒然草・枕草子などの物語、随筆関係の写本・刊本を所蔵する
・常磐松文庫:当館が収集した和歌、物語、国語学、香道、料理本など、幅広い分野の写本・版本
なお本学は、「歴史的典籍NW事業」のデータベース構築に協力参画する最初の私立女子大学となります(註1)。
(註1)歴史的典籍NW事業より前の事業から協力している女子大学があります。