フリュー株式会社との産学連携プロジェクト 作品幹事のフリュー・ピクチャーズと連携し、学生がTBSアニメ「レッツゴー怪奇組」PR動画を企画・制作(7/22)
7月22日、行実教授ゼミでは、フリュー株式会社の協力のもと、課題解決型授業の一環として取り組んだTBSアニメ「レッツゴー怪奇組」のPR動画制作について、最終発表会をフリュー株式会社で行いました。
ゼミ生12名は5チームに分かれ、アニメ制作・プロモーションを担当するフリュー・ピクチャーズ株式会社と、その親会社フリュー株式会社と連携。作品のより広い層への認知獲得と魅力の発信を目指し、若者ならではの感性を生かしたPR動画を企画・制作しました。
学生たちは作品を一人の視聴者として捉え、ターゲット設定から企画、撮影、編集までを手がけました。5チームがそれぞれ制作した動画を上映し、企画の狙いや制作過程を発表しました。発表後には、企業担当者や映像制作の専門家から講評が行われ、企画や映像表現について実践的なアドバイスが寄せられました。
「レッツゴー怪奇組」への没入体験から動画制作へ
本プロジェクトは、行実教授ゼミとフリュー株式会社の産学連携として実施されました。初回授業では、フリュー株式会社の林氏が企業概要や授業連携の背景について説明しました。
「レッツゴー怪奇組」は、Webメディア「オモコロ」で連載され、単行本も刊行されているビュー氏の漫画を原作とするアニメ番組。人間を脅かす幽霊や妖怪の元締め組織 「怪奇組」の組長・メチャ子と、常人の六倍はお化けに弱い主人公を中心に、恐ろしいようで恐ろしくない怪奇現象が次々と巻き起こる、独特の怪奇ギャグドラマです。
学生たちはまず、「レッツゴー怪奇組」を鑑賞。一人の読者・視聴者として捉え、作者が描いた物語や表現意図を尊重しながら、「どの場面に心を動かされたのか」「どのような感情や余韻を受け取ったのか」を整理しました。
作品を見て感じたことを言葉にしたうえで、その体験や作品の魅力を若い世代へどのように届けるかを検討。学生は5チームに分かれ、ターゲット設定、企画立案、絵コンテの作成を経て、撮影・編集に取り組みました。
SNS世代の視聴行動を捉えた多彩な企画
最終発表会では、5チームがそれぞれ設定したターゲットや企画意図、動画の構成についてプレゼンテーションを行った後、制作したプロモーション動画を上映。会場には、フリュー株式会社の林氏、村木氏、フリュー・ピクチャーズ株式会社の綾野氏が出席し、学生たちの発表を見守りました。
発表されたのは、「監視カメラ編」「インタビュー編」「ポスター編」「記念撮影編」「図書館編」の5作品です。
「記念撮影編」では、10代後半から20代の女性を主なターゲットに設定しました。若い世代がSNSのおすすめ欄を眺める中で、偶然コンテンツに出会うことが多いと考え、「タイパ」を意識した短尺動画を制作。動画をきっかけに作品を知り、さらに関心を深めてもらう流れも提案しました。
「図書館編」では、大学図書館の地下書庫で撮影。静かで閉ざされた空間の雰囲気を生かし、身近な日常が少しずつ怪奇の世界へと変わっていく様子を表現しました。
このほかのチームも、監視カメラ映像やインタビュー、記念撮影といった異なる切り口で、それぞれの発想を生かして作品の魅力を表現しました。
各チームの発表後には、企画の着眼点やターゲット設定、映像の構成について意見が交わされたほか、カット割りや字幕、音の使い方、編集方法など、映像制作の実務を踏まえた具体的なアドバイスがありました。
精査の末、最優秀作として「監視カメラ編」が選出され、TVアニメ「レッツゴー怪奇組」の公式Xで公開しています。(リンクは下記記載)
原作への理解と学生ならではの発想を評価
最後の総評では、まず村木氏から多彩な映像手法が取り入れられており、一人の視聴者として純粋に楽しめる内容だったとの感想が述べられました。また、学生ならではの視点による表現を評価し、今後の展開にも期待を寄せました。
作品の表面的な面白さだけではなく、内容に深く踏み込んだ企画が多く、原作への理解や愛情が感じられたと話した綾野氏。限られた期間の中で完成度の高い作品に仕上がっていたことにも触れ、完成した動画を制作チームにも見てもらいたいと述べました。
さらに、学生の発表から多くの気付きが得られ、今後の制作やプロモーションにも生かしていきたいと語りました。
行実教授からは、事前に絵コンテを作成したことで、カット割りを意識した映像づくりができていた点が評価されました。また、限られた制作期間の中で動画を完成させた学生たちの取り組みをたたえました。
最後に、5月の授業開始時に行ったワークショップから最終発表までを振り返り、動画として成果をまとめ上げた学生たちへ喜びとねぎらいの言葉が贈られ、約2カ月半にわたる産学連携プロジェクトは締めくくられました。







