食科学部管理栄養学科開設
新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。皆さんの入学と同じ2026年4月、実践女子大学に食科学部が新たに開設されました。食科学部では、文系・理系の枠を超えて「食」を総合的に捉え、科学的根拠に基づいて学ぶ教育を行います。そして管理栄養学科は、これまで生活科学部食生活科学科で培ってきた教育を土台に、社会の変化や多様化する健康課題に対応できる学びへと発展させるため、設立されました。
管理栄養士の活躍の場は、病院、福祉施設、行政、学校、食品関連企業など多岐にわたります。近年は、生活習慣病の発症予防や重症化予防に加え、栄養状態の改善が治療成績や回復過程に影響することが重視されています。厚生労働省によると、2023年度の国民医療費は48兆円を超え、過去最高となっています。このため、疾病の発症や重症化の予防、回復支援の質を高めることは、持続可能な医療提供体制を考えるうえでも喫緊の課題です。こうした中、管理栄養士は、栄養指導を行うだけでなく、医療・介護・地域をつなぐ多職種連携の担い手として期待されています。
このような社会的背景をもとに管理栄養学科では、「人々の暮らしを、食を通して支えたい」という学生の思いを、管理栄養士としての専門性へと結びつけます。その過程では、実務経験が豊富な教員とともに栄養と健康や疾病の関係を体系的に学びながら、管理栄養士に求められる知識と実践力を身につけます。
本学は、創立者・下田歌子が掲げた「女性が社会を変える、世界を変える」という建学の精神のもと、自ら考え行動し、社会に貢献できる人材の育成を重視してきました。管理栄養学科でも、国家試験合格を到達点とするのではなく、その先にある「人々の生活の質の向上に寄与し、社会に還元すること」を見据えて学びを進めます。
受験生の皆さん。食と栄養の専門性を生かし、一人ひとりの生活に寄り添いながら健康を支える—その実現に向けて、新しい管理栄養学科で学んでみませんか。
(文責 佐々木渓円)







