JAL客室乗務員として活躍する卒業生が登壇!航空業界の魅力とキャリア形成について語る(6/8)
6月8日、実践企業分析論(担当:本学理事、サイボウズ株式会社 執行役員 経営支援本部長 林忠正氏)の授業に、日本航空株式会社(JAL)の客室乗務員として活躍し、現在は学園のキャリアサポート部職員として本学に出向している関根さえらさん(2020年文学部英文学科卒)を講師に迎えました。講演では、自身の就職活動の経験や航空業界の特徴、JALグループの企業理念などについて紹介しました。
本学卒業生である客室乗務員が語るキャリア形成と航空業界への第一歩
実践企業分析論は、企業や業界について理解を深めながら、学生自身のキャリア形成や進路選択について考える授業です。
関根さんは2020年にJALへ入社し、客室乗務員として国内線・国際線で経験を積んだ後、本学とJALグループとの教育連携協定に基づき、本学キャリアサポート部で学生のキャリア支援にも携わっています。
講演ではまず、自身の就職活動について紹介しました。「客室乗務員は子どもの頃からの夢ではありませんでした」と振り返る関根さん。大学3年生の時に自己分析を重ねながら、「人と接する仕事」「英語を生かせる仕事」「女性として長くキャリアを築けること」など、自身が大切にしたい価値観を軸に企業研究を進めたことが、航空業界を志望するきっかけになったと話しました。
就職活動は順風満帆だったわけではありませんでした。航空業界のインターンシップにはすべて不合格となり、最初の面接では緊張のあまり思うように話せなかったといいます。それでも諦めることなく企業研究や面接練習を重ね、JALへの入社を果たしました。
航空業界の特徴とJALが大切にする価値観
続いて、航空業界やJALについて説明しました。航空業界は人やモノを運ぶことで価値を生み出す運輸ビジネスであり、船やトラック、バスなどの陸上輸送も競合する業界の一つです。また、飛行機は乗客へのサービスを提供するだけでなく、貨物を運ぶことで収益を生み出しており、世界中へ速く移動できることが大きな強みであると紹介しました。
JALグループは国内線140路線、国際線71の国と地域に就航しており、グループ会社は190社以上にのぼります。(※2026年6月8日時点)航空輸送に加え、LCC事業、金融・マイレージ事業、地域活性化事業など幅広い分野を展開していることも説明されました。
あわせて、JALグループの企業理念にも触れました。関根さんは、「全社員の物心両面の幸福を追求し、お客さまに最高のサービスを提供します」という理念について、お客さまへのサービスより前に社員の幸せが掲げられていることに驚き、社員一人ひとりの幸せが良いサービスにつながるという考え方に共感したと語りました。
客室乗務員の仕事のやりがいと学生へのメッセージ
客室乗務員の仕事については、華やかなイメージだけではなく、その裏側にある厳しさについても紹介しました。国際線では十数時間に及ぶフライトが続き、重い機内サービス用品を扱う場面も多いことから、「体力勝負の仕事でもある」と説明。一方で、「お客さまが笑顔で飛行機を降りる瞬間に大きなやりがいを感じる」と、その魅力を伝えました。
印象的なエピソードとして、治療を終えて故郷へ戻る患者を担当したフライトについても紹介しました。到着後、ご家族から「無事に帰れてよかった。ありがとう」と声を掛けられた経験を振り返り、「飛行機は旅行だけでなく、人の人生や生活を支える公共交通機関でもあることを実感しました」と話しました。
質疑応答では、「JALに向いている人はどんな人ですか」という質問が寄せられました。関根さんは、「アドバイスを受け止めて、自分をより良くしようと考えられる素直な人が成長できる環境です」と回答。また、客室乗務員に向いている人については、「どんな場所でも眠れて、どんな食事でもおいしく食べられる人」とユーモアを交えて語り、会場には笑いが起こりました。
講演の最後には、「就職活動は終わりのない戦いのように感じることもあります。でも、自分の軸を大切にし、最後まで諦めずに取り組んでほしい」と後輩たちへエールを送りました。
学生たちにとって、航空業界の仕事や企業理念への理解を深めるとともに、自身のキャリアについて考える貴重な機会となりました。
担当教員からのメッセージ
現在の就職活動では様々なメディアを通じて企業に関する情報に触れる事が可能です。
しかし情報の信頼度と自分自身の考え方に対する影響度の観点から考えると、人と会って直接双方向のコミュニケーションをする中で得られる情報、中でも20代前後の精神的成長著しい時期に、同じ空間で時を過ごした卒業生との接点は、自身の経験を言語化するために非常に価値あるインプットだと言えます。
日本に大学が約800校ある中、就職活動のプロセスの中でたまたま本学卒業生と出会える機会は非常にまれです。学生の皆さんには大学が提供する卒業生との接点を有効に活用し、自身の考えを整理するヒントを得てもらいたいと考えています。







