音楽業界の課題に挑む「Jミッション」最終発表を実施 最優秀企画賞とMaRe賞が決定(9/9)
9月9日、大手レコード会社と連携し、新人アーティスト「MaRe」さんのプロモーション企画を考える「Jミッション」の最終発表が行われました。本学学生と併設校の高校生による6チームが、中間発表で受けたフィードバックをもとに企画をさらに具体化。大手レコード会社のディレクター・石井氏とMaReさんを前に、目標とする数値や実現方法、根拠となるデータなどを盛り込んだ企画を発表しました。
審査の結果、最優秀企画賞にはDチーム、MaReさんが選ぶMaRe賞にはAチームが選ばれました。
6チームが磨き上げたプロモーション企画を発表
今回の「Jミッション」は、大手レコード会社と連携し、音楽業界の課題をテーマに、学生・高校生が実際のプロモーション企画に取り組む4日間のプログラムです。
プログラム最終日となる9月9日の最終発表では、6チームが約5分間のプレゼンテーションを行いました。中間発表で寄せられた意見を踏まえ、KPI(企画の成果を測るための数値目標)や企画を広める方法、実施までのスケジュール、根拠となるデータなどを加え、それぞれのアイデアを具体化しました。石井氏は審査にあたり、「中間発表からどれだけアップグレードされているか」を重視すると説明。各チームが中間発表からどのように企画を発展させたのかもポイントとなりました。
Aチーム 「MaReコア」と妄想タイアップで新たな魅力を発信
Aチーム
Aチームが軸に据えたのは、MaReさんの世界観に新たな要素を掛け合わせた音楽ジャンル「MaReコア」と、実在する作品から着想を得て楽曲を制作する「妄想タイアップ」です。中間発表後は具体的な作品候補や著作権について調査。SNSの数値目標やプロモーション計画も示し、企画を実現するまでの道筋を具体化しました。
Bチーム 言葉にしづらい思いをMaReさんの歌に
Bチーム
Bチームは、SNSを通して悩みや思いを募り、集まった声をMaReさんの楽曲につなげる企画を提案。中間発表後は、約700人の声を集めることをKPIに設定し、SNS広告やライブで集める人数の内訳、企画への参加につなげる流れなどを具体化しました。
Cチーム SNSやワードボックスで集めた言葉を一つの楽曲へ
Cチーム
Cチームは、SNSのコメント欄やワードボックスで募った言葉をもとに、MaReさんが楽曲を制作する参加型企画を提案しました。中間発表後は、大学の文化祭へのワードボックス設置や渋谷・新宿での広告、英語・韓国語字幕付き動画など、国内外からの参加につなげる方法を加えました。
Dチーム 学内外のメディアで「稀な世界」へつなぐ
Dチーム
Dチームは、「MaReを知らない人を、稀な世界へ」をテーマに、Instagram広告や学内ポスター、学内ラジオ、渋谷でのストリートライブを組み合わせた企画を提案しました。中間発表後には、ストーリーズ広告で使用する内容をMVや歌詞に絞り込み、QRコードの読み取りに関する調査も実施。さらに、渋谷駅周辺の人流データを調べ、ポスターを掲示する場所やストリートライブの時間帯まで具体的に設定しました。
Eチーム 全国を巡る「ダーツの旅ライブ」
Eチーム
Eチームは、ダーツで訪れる都道府県を決め、その土地でストリートライブを行う「MaReに集まれ!ダーツの旅ライブ」を提案しました。最終発表では、開催場所の調整や許可を得る過程もSNSで発信し、実施までのプロセスそのものをコンテンツとして届ける工夫を加えました。
Fチーム 一人ひとりの人生を楽曲に
Fチーム
Fチームは、「あなたの人生、曲にします」と題し、街で出会った人の人生や経験をもとにMaReさんが楽曲を制作する企画を提案。中間発表後はSNS間の誘導方法を見直し、YouTubeショートを中心に制作過程を発信する方法を示しました。
最優秀企画賞はDチーム、MaRe賞はAチームに
最優秀企画賞を受賞したDチーム
6チームによる発表を終え、審査の結果、最優秀企画賞にはDチームの「MaReを知らない人を、稀な世界へ」が選ばれました。
石井氏は、QRコードの読み取りに関する調査や、ストリートライブ候補地の時間帯別の人流分析など、具体的なデータをもとに企画を組み立てた点に触れ、実際に取り組める内容であることを評価。また、「このまま勢いに乗って実現してほしい」という期待も込めて選んだと説明しました。
Dチームの学生は、「学生としてではなく、一人のプレゼンターとして同じ目線で接してくださったことが貴重な経験になりました。今回学んだKPIなどを忘れず、今後のプレゼンテーションでも細かな部分まで詰めていきたいです」と振り返りました。
なお、Dチームが企画に盛り込んだ学内ポスターや学内ラジオについては、今後の実現に向けて検討が進められる予定です。
MaRe賞を受賞したAチーム
MaRe賞には、Aチームの企画が選出されました。
MaReさんは、映画やドラマと楽曲を組み合わせる「妄想タイアップ」の発想を「楽しそう」と評価し、「○○コア」という考え方が最近の流行にも合っていることを選出理由として挙げました。
Aチームの学生は、「メンバーが自分にはないアイデアを積極的に出し、最終的に良い企画をつくることができました。みんなの協力とチームワークがあってこそ、今回の評価をいただけたと思います」と振り返りました。
賞の発表前には、会場の参加者が良いと思った企画に挙手する場面があり、6チームすべての企画に手が上がりました。石井氏はその様子が印象的だったと振り返り、審査の結果にかかわらず、今回得た経験や、チームで取り組む中で生まれた縁も大切にしてほしいと学生たちへ伝えました。
参加した学生からのコメント
・「新人アーティストのプロモーション企画を考えるという貴重な経験ができました。実際の数値や具体的な目標を設定するなど、企画を伝えるためのプレゼンテーションについて学ぶことができました」(国際学部 国際学科1年生)
・「初めて会う人とグループを組み、話し合いを重ねる中で、コミュニケーションの取り方について改めて学ぶことができました。また、企画を考えるうえでは、アイデアだけでなく、実際に実施できるかどうかまで具体的に考えることが重要だと感じました。今回の経験を今後にも活かしていきたいです」(生活科学部 現代生活学科2年生)
・「リーダーだからと一人で抱え込まず、メンバーに役割を分担し、それぞれが得意とする分野を把握して指示を出すことを学びました。今回のプロジェクトを通して、自分自身も成長できたと感じています」(文学部 英文学科2年生)
参加した高校生からのコメント
・「マーケティングに興味があり、社会人がどのように働き、プロジェクトを進めているのかを知りたいと思い、Jミッションに参加しました。実際に働く方や活躍されている方から、より深い話を聞けたことが印象に残っています」(高校2年生)
・「人と話し合うときに、自分の意見をあまり言えないタイプでしたが、Jミッションに参加し、回を重ねるうちに少しずつ言えるようになりました。始まる前は緊張しましたが、参加してよかったです」(高校3年生)







