2017年9月(その2)
環境・エネルギー領域の教員が国内学会で発表してきました(福井県・その2)
学会出張報告の続きです。(菅野准教授)
環境問題、特にエネルギーに関することについて検討する場合や、
再エネや火力など各種発電、原子力発電について是非を語るには、
やはりあらゆるエネルギーの仕組みについて理解しておく必要があると感じています。
2日目の午前は一般発表の後、午後は学会に主催していただいた発電所見学会です。
私は高速増殖原型炉もんじゅの見学を選びました。
発電所敷地内の撮影は禁止ですが、発電所の手前(といってもトンネルを隔てた場所)にあるPR施設からの撮影は許可されました。望遠状態になりますが。
その後、厳重な身分証明書確認があり、発電所敷地内に入りましたが、展望台からの説明見学となりました。
しかしながら、PR施設の展示や説明は充実していましたし、展望台から、もんじゅの全景(撮影不可)を見られたことも貴重な体験でした。
高速増殖原型炉もんじゅ の遠景
もんじゅの見学後、学会会場を後にして、私は敦賀市中心部にある
原子力の科学館あっとほうむ に向かいました。
日曜だったこともあり、親子連れで賑わっていました。
こちらの科学館は子供向けの遊具が豊富でしたが、
いずれも原子力発電や各種発電の仕組を模擬しており、
なるほどと思わせる素晴らしい遊具ばかりでした。
特に核分裂反応や発電の仕組について詳しく解説されていました。
福井県内の原発の情報も表示されています。
見学無料ですが、かなり高台に位置しているため、交通手段は確認しておいたほうが良いです。
原子力の科学館あっとほうむ
原子力に関する施設見学は以上です。
下の写真は、学会会場の帰路の途中にあった海岸です。
ちょうど8月中旬でしたので海水浴場は賑わっていたようです。
特に、遠目から見ても海がとてもきれいでした。
敦賀半島の海水浴場(遠景)
帰路の電車まで時間があったため、敦賀市中心部の海沿いまで行ってみました。
この敦賀湾付近には、赤レンガ倉庫、人道の港敦賀ムゼウム、旧敦賀港駅舎などがあり、その前はボードウォークとなっていました。
太陽ときれいな海面を見ながら、しばしの心の洗濯です。
敦賀は初めてでしたが、原発に関する展示施設が多く、自然が豊かで、とても充実した時間になりました。
敦賀湾 赤レンガ倉庫付近のボードウォーク