現代社会学科(現 ビジネス社会学科)3年
人間社会学部 現代社会学科(現 ビジネス社会学科) 3年
※インタビュー内容・情報は取材時のものです
Q1:この学科で学ぼうと思ったきっかけはなんですか?

2年次からの学科選択
幅広い分野の授業で見つけた「好き」を学ぶ
この学部は1年次に学科を選択せず、経済学、経営学、心理学、法律学、社会学、コミュニケーション学と各分野の授業を受け、2年次で自分に合った学科を選択するので、学びの中から自分の道を探せることが魅力です。授業は少人数制で、先生の指導が手厚く、学生の意見が尊重されるので、主体的な行動が自然に身につきます。
私は元々数字が好きで、1年次に受けた蒋先生の簿記論で数字の楽しさを再認識したと同時に、会計分野にも新たに興味がわき、蒋先生のゼミに進もうと現代社会学科を選択しました。
Q2:特に印象に残っている授業はなんですか?
簿記論で気づいた簿記の魅力
課題解決を実践する社会システム論
簿記論は前回のふり返りから授業が始まるので、理解がしやすく、おすすめです。この授業で簿記の魅力に出会い、日商簿記3級に合格できました。
社会システム論も実践的でおもしろいです。例えば、学内での急な生理時のナプキン問題について、1か所のトイレに10個だけ置いてみて、使用したら後日戻すルールづくりや、目立たない掲示板の位置の移動などに取り組みました。効果については、先生が他授業の学生にアンケートを取ってくださり、その結果が自分たちで課題を解決した自信と実績につながりました。
Q3:各年次での学びを通じ、どんな感想を持ちましたか?
得られた経験を今後の資格取得や
就職活動、卒業論文に活かす
1年次からグループワークと発表が多く、どの授業でもリーダーシップが求められます。リーダーに必要なことは、自ら発言すること、聞くこと、まとめることだと感じました。次回の授業までの計画的な作業進行も大切にしてきました。
2年次で印象的な学びはカンボジアでのインターンシップです。海外の方との交流や、経営について視野が広がりました。
3年次以降は簿記2級や英検準一級などの資格取得を目指し、就職活動や卒業論文に専念したいと思っています。もし時間があれば海外にも行き、さらに視野を広げたいです。
Q4:将来への希望と、本学での学びから社会に出た後役立つと思う考え方やスキルはありますか?
臨機応変に対応できる柔軟さを心掛け
幅広い学びを社会で活かす
グループワークで養ったコミュニケーションスキルやリーダーシップは社会で必ず役に立つと思います。自分だけの小さな視点は、仲間に話して多様な意見を聞くことで大きく広がり、得た気づきは自身の成長へとつながります。自分と異なる見解には、多数決ではなく、周囲の考えも聞いて、臨機応変に対応する柔軟さをこれからも心がけたいと思います。将来についてはまだ検討中ですが、働く職種によっても、この学部で学んだ幅広い分野の学問が活かせると思います。
Q5:これから実践女子大学を目指す高校生たちへのメッセージをお願いします。
将来の目標が決まっていなくても
入学後に開けてくる道がある
私のように将来の夢が定まっていない場合も人間社会学部は本当におすすめです。上述の通り1年次で法律学、経営学、経済学などの学びがすべて必修で、幅広い分野の知識に触れることができます。その中から自分が本当に学びたいことがきっと見つかると思います。
人前で話す力は、入学後のグループワークで鍛えられます。授業で何度も発表を経験するうちに、だんだん自信がついてくるし、自信がなくても自信があるように見せることが大事だということにも気づきました。とにかく話す経験をたくさん積むことが、発表の力をつける一番のコツだと思います。