資格取得者インタビュー
日コミでは、コースごとに様々な資格の取得を支援しています。
学科で取得を推薦している資格にチャレンジし、合格した学生に体験談を聞きました。
ビジネス文書検定2級
(H・Kさん)
私は、1年生の後期の「ビジネス文書演習」という授業を受け、3級は受けずに2級から受検することを決めました。ビジネス文書とは、お礼状や社内へ通知することを、決まった形で書く文書のことです。他にも漢字の読み・書き、用語の問題が出ます。
授業の内容は基本的に3級の問題を中心に解いていきますが、先生が2級の受検者に個別で対策プリントを配ってくださったので難易度が高い用語も進んで使うようになり、2級の勉強として生かすことができました。授業中にたくさん文書を書くのですが、そのおかげで自然と書き方が身に付きます。また、先生がとても丁寧に教えてくださり、質問もしやすいので疑問を残すことなく学ぶことができたのも良かったです。
試験が、授業が14回あるうちの10回目頃に行われたので、最後の授業を受ける前に試験を受けることになり、不安でした。問題もかなり難しかったため手ごたえは無かったのですが、無事に合格することができました。
社内文書と社外文書の違いが分からなくなったりして慣れないうちは難しいかもしれませんが、書けるようになると楽しいです。毎回の授業も楽しく学べるので気負うこともありませんし、きちんと出来るようになります。授業が始まってすぐに申し込みをするのでハードルが高いとは思いますが、思い切って2級を申し込んでみてください。特別な勉強は必要ありません。授業で教わったことだけで合格することが可能なので、皆さんにも是非2級に挑戦してみてほしいと思います。
秘書検定準1級
(Y・Kさん)
私が秘書検定を準1級まで取得しようと決めた理由は、秘書経験を持つ先生の指導を受け、秘書業務に興味を持ったからです。私は、入学前から「2級までは取得する」という目標を持っていましたが、その上までは目指していませんでした。しかし、講義で学べば学ぶほど、秘書としての振る舞いや秘書業務に興味を持つようになり、準1級まで取得しようと考えました。
秘書検定の筆記問題は、文章で書かれていることを実際の状況に置き換えて想像しなければなりません。この作業が私にとっては、かなり難しいことでした。そのため、問題を見た際にすぐさま状況が想像できるようにと、秘書検定日の2ヶ月ほど前から少しずつ問題に挑戦しました。「自分がどうするか」ではなく、「秘書ならどう行動するか」を常に意識し演習を繰り返した結果、過去問題の正答率も20%から90%まで上がり、3級、2級、準1級と段階的に秘書検定を取得できました。
私がお勧めする勉強方法は、通学時間を使うことです。私は携帯電話に過去問題のデータを入れ少しずつ解いていきましたが、立ちながらでも勉強ができますし、手もさほど疲れずに続けることができるので、この方法は一押しです。準1級から始まる面接に関しては、言葉遣いに気を取られず、明朗に笑顔で面接官と話すことが重要だと思います。是非、皆さんも検定取得に挑戦してみてください。
秘書検定2級
(S・Yさん)
私は入学前からどのような資格でもなるべく上を目指したいという目標を持っていたので、この秘書検定も3級ではなく2級の受検を選びました。この検定では敬語の使い方はもとより、秘書としての素養を問われる問題、ビジネスの場で必要な一般知識、弔事・慶事や来客対応などの礼儀作法を問う問題など、幅広い分野が出題されます。この中で私が一番難しいと感じたのは、秘書としての素養を問う問題です。私が初めて過去問題を解いたとき、素養を問う問題は正解率が2割ほどでした。そのときは合格できるのか不安になりましたが、秘書検定の取得を目指す「ビジネスマナー入門」の講義を担当する先生のアドバイスを基に、「上司を補佐する秘書ならどうするべきか」を重視しながら、問題を解き進めていきました。その結果、検定前に解いた問題では9割以上正解し、自信をもって検定に臨み、合格することができました。
この資格を取得する過程で得たことを活かし、「知識」としてだけではなく「実践」できるようになりました。例えばアルバイトでは「お客様に喜んでいただくためには今どう対応するべきか」と考えながら行動し、丁寧な接客を心がけることができていると実感しています。おかげで褒めていただいたり、顔を覚えていただけたりすることが多くなりました。
「ビジネスマナー入門」の講義では元秘書の先生が、検定に出題される幅広い範囲や、出題の傾向を丁寧に教えてくださいます。また授業では3級の取得を目指すとしていますが、相談すれば2級の過去問題のプリントをくださいます。取得は必ず自信に繋がると思うので、是非挑戦してみてください。
情報活用試験2級
(S・Mさん)
私は1年の前期に3級を受検し、さらに上の級を取得したいと思い、後期に情報活用試験2級に挑戦しました。2級では3級の範囲に加え、経営戦略やプロジェクトマネジメントなどの分野も含まれるため、範囲が広がり、難易度も高くなります。私自身、挑戦しようと決めたものの、合格できるのか不安に感じていました。
情報活用試験のための勉強は「情報リテラシー応用」の講義を中心に行いました。講義での解説や、授業開始後に行う小テスト、配布された対策プリントの問題を解くことで、難しい内容でも着実に理解していくことができました。また、2級取得の対策として、つまずきやすいポイントを重点的に解説してもらえたことも、範囲の内容を理解するとともに自信の向上につながりました。もちろん空き時間での勉強も大切ですが、情報活用試験2級を受検するにあたって必要な知識は、ほとんど講義の中でカバーできたと思います。
試験本番は3級の時と同じく、PCでの解答でした。今まで勉強してきたことを思い出しながら、一つひとつの問題に集中し、回答に間違いが無いように心がけました。試験終了の時間になると、その場ですぐに合否が分かるので結果を見るのは緊張しましたが、無事に合格できて良かったと思います。また、試験の結果だけでなく、やればできるという自信につながったということも、この試験を受けた中での大きな成果だと感じます。
2級は3級より難易度は上がりますが、基本的な知識は講義の中で十分に得ることができます。また、就活においても自身をアピールするポイントの一つになると思います。3級を受検し、その分野に興味を持った方はぜひ、2級にも挑戦してみてください。
ビジネス能力検定2級
(M・Aさん)
私がビジネス能力検定の2級を受検しようと思ったのは、この検定の内容が社会人としての基本的な知識を得られるものだと思ったからです。自分の目指している職業は、今後異なる職業に変化する可能性がありますが、この検定の内容はどんな場所へ行っても必要となる基本的な考え方だと思います。目上の方へのメールはどのように送ればいいのか、相手に配慮した話の聞き方はどんなものなのかなど、実際に働く前に必要不可欠な知識がたくさん詰め込まれていると思います。
この検定を受けたいと思い、私はビジネスコミュニケーションという授業を履修していました。しかし、授業をただ聞いているだけでは、知識がきちんと定着しないと考えていました。授業を受けて終わりではなく、私は検定日に合わせて、問題集の1日に取り組むべきページ数を決め、自分のペースで検定対策を進めていきました。検定の後半の設問では、「ある特定の状況に置かれた時どのように行動することが最善なのか」といった、知識を身につけるだけでは判断が難しいものも出題されるので、時間を作って対策をきちんとすることが大切だと思います。
また、3級を受検するだけで充分だと考えている人も受けてみてほしい内容になっています。3級の内容の復習にもなりますし、さらにステップアップできると思います。私は、ビジネス能力検定2級を受けて、社会人になるという不安が軽減されたので、自分に自信をつけるという意味でも、学んで損のない検定だと思います。皆さんにも是非挑戦してほしいです。