現代生活学科の学生がデザインした「環境啓発デザイン」が日野市ミニバスに採用されました
この取り組みは、現代生活学科の授業「プロジェクト実践演習b」の一環として行われたものです。同授業では、3年生以上の学生が、連携先が抱える社会課題に対して調査や提案を行い、課題解決に向けた実践的な学びに取り組んでいます。今回は、日野市の課題の一つである環境問題に着目し、市民に環境への関心を持ってもらうための啓発デザインを提案しました。
現代生活学科の学生の「環境啓発デザイン」が
ラッピングされたバス
日野市の「水」から着想した環境啓発デザイン
地域・生活文化ゼミ(須賀ゼミ)の卒業生が在学中に制作した日野まちあるき(水・煉瓦編)の動画
デザインの着想源となったのは、都会でありながら自然豊かな日野市を象徴する「水」です。学生が所属している地域・生活文化ゼミ(須賀ゼミ)の卒業生が制作した、日野市ゆかりの「TOYODAビール」に関連する街歩き動画を見たことから、デザインモチーフが生まれました。
TOYODAビールは、多摩地域最古の地ビールで、その発祥には日野市域を流れる水も関係するとされています。動画では、目を向ければ今も生活の身近にある日野の用水・湧水が紹介されており、日野市の「環境」を考えるうえで、水をイメージしたデザインにしたいと考えました。
同学科の卒業生が制作した絵本のキャラクターを活用
現代生活学科の卒業生が制作した絵本。水色のキャラクターをデザインに取り入れた
制作にあたっては、地域・生活文化ゼミ(須賀ゼミ)の卒業生が、日野市平和事業に参画して、市民の皆さんとのワークショップから企画・制作した絵本『今日、平和のために なにしよう』に登場するキャラクターを活用しました。同絵本は、思いやりの心から生まれる日常の平穏な暮らしこそが大切、というメッセージが込められています。
環境啓発のデザインを考える中で、同絵本のメッセージと「水色」のキャラクターが今回のテーマに合うと考え、デザインに取り入れました。
「いい日の用水」に込めた環境へのメッセージ
学生が制作した環境啓発デザイン
キャッチコピーの「いい日の用水」には、「日野」と「いい日」を重ね、地域の環境が日々の暮らしを支えていることを伝えたいという思いが込められています。
日野市の用水が昔と変わらず流れ続けることで、私たちの毎日の“いい日”が作られていく。その関係性を、「いい日」と「日野」を掛け合わせることで柔らかく表現しました。用水と暮らしの関係から、環境を大切にする守る行動へとつなげることを目指しています。
日野市の用水がきれいに保たれることで、私たちの毎日の“いい日”が生まれ続ける。その関係性を、「いい日」と「日野」を掛け合わせることで柔らかく表現しました。用水を守ることがいい日常につながるという意識を持ってもらい、環境を守る行動へとつなげることを目指しています。
キャッチコピーの「日の」の色については、水をイメージして青を使った案も作りましたが、最終的には赤を使い、アイキャッチとして目に留まりやすくなるよう工夫しました。また、全体の見え方や対角線の構成も意識しながら仕上げました。
ぜひ、市民の皆さんに関心を持っていただければと思います。
採用されたデザインは、2026年4月頃より日野市ミニバス2台に掲出されています。日野市では、今回のデザインを環境啓発の取り組みとして継続的に活用していく予定です。
学生のコメント
現代生活学科4年 林 亜子さん
今回のデザインは、4人のグループで制作しました。授業の中でデザインを制作して終わり、ではなく、実際に「バス」のラッピングに採用していただき、まちを走る中で多くの人に見てもらえることがとても嬉しいです。
また、今回の制作を通して、キャッチコピーの大切さも学びました。短い言葉でコンセプトを伝える難しさを感じるとともに、コピーを考える力も少し身についたと思います。
現在は、ファイナルプロジェクトとして十日町市松之山布川地区で企画・運営している「まつむすめサロン」の活動に力を入れています。まつむすめサロンのチラシ制作でも、今回のデザインの学びが生かせていると感じています。







