英文学科4年
文学部 英文学科 4年
※インタビュー内容・情報は取材時のものです
Q1:この学科で学ぼうと思ったきっかけはなんですか?

実践女子大学だから叶えられる
英文学で考えるジェンダーの課題
現在の社会は未だに男性優位だと感じることがあり、女性に関する学びを深めたいと思っていました。実践女子大学は女子大ならではのカリキュラムもあり、英文学からジェンダーにかかわる課題を学べることに魅力を感じ、英文科を志望しました。高校まで女子高だったので、女子大への進学は私にとって自然な流れでもありました。また、少人数制の授業で落ち着いて授業を受けられることも志望した理由の一つです。
Q2:特に印象に残っている授業はなんですか?
文法の理解が深まる「English for Linguistic StudiesⅡ」
歴史が興味深い「ジェンダーと私/私たち」
一つは「English for Linguistic StudiesⅡ」です。この授業では英語の正しい使用法だけでなく、仕組みや背後にある理論も理解することができます。例えば、ていねいな言い回しのときに過去形を使用する理由が距離感を作り出すためだと知り、曖昧だった英文法がクリアになりました。英文構造や語彙を十分に理解することで自信を持って英語を話したり書いたりできるようになります。
もう一つは「ジェンダーと私/私たち」です。異なる時代や背景を持つ女性作家の文学や評論を英語で読み、様々な視点、美の追求、表現などを分析して理解を深める授業です。各作家の背景や歴史など、最初に先生から説明があるのでとても分かりやすく、職業と結婚の選択など女性ならではの視点から学ぶことが多々ありました。
Q3:各年次での学びを通じ、どんな感想を持ちましたか?
成長を感じた英語力と発表力
苦手を克服して英語論文の執筆へ
私は授業がすべて英語で行われる副専攻の「Global Studies」の授業を多く選択しました。これらの授業では皆の前で発表する機会が多く、この三年間で英語力や発表力が鍛えられたと実感しています。一年次では幅広く他学部の科目を受講して視野を広げました。また、二年次には四年次からとりくむ卒業論文を見据えて、苦手な英作文に取り組み、短文を書いては先生に直していただくうちに自信がつきました。卒業論文は、日本語または英語で書くことになっているのですが、私は英語での執筆にチャレンジしてみようと思っています。大学生活最後の一年も、引き続き文学部と他学部の授業を履修して、社会に出てからも役立つ学問を探すつもりです。
Q4:将来への希望と、本学での学びから社会に出た後役立つと思う考え方やスキルはありますか?
多様な価値観を理解して
国際コミュニケーションに活かしたい
英文学からの学びは、その国の時代背景や文化、政治、宗教など多岐に渡ります。日本と異なる視点を身につけることは国際的ビジネスや異国間でのコミュニケーションにおいて非常に役立つと思います。また文学から育んだ想像力や洞察力は、社会での問題解決に結びつくと考えています。入学してから自分が最も成長したと感じることは積極性がついたことです。英文学科にはおとなしい人もいるので、自分から話しかけるようになり、以前よりコミュニケーションがとりやすくなりました。
Q5:これから実践女子大学を目指す高校生たちへのメッセージをお願いします。
英文学科の強みは
手厚い指導とカリキュラムの柔軟さ
英文学科の強みは先生との距離が近く指導が手厚いことです。通常は一クラス20人ほどで、更に少人数の授業もあり、質問しやすい環境で実践的な英語表現や英文学を学ぶことができます。また、カリキュラムが柔軟で、他学部の授業も選択できるので幅広い知識を得られます。オンライン授業もあり自宅受講ができることも便利だと思います。
英文学科は学年が進むにつれて個人で課題を研究する時間も増えてきます。けれども、一年次の「実践入門セミナー」や「英文入門ゼミ」という授業では、グループワークで、高校とは異なる大学での学びへの基本的な取り組み方や、英語圏文化や英語学の基礎を幅広く学びます。入学後すぐに友達を作る機会となりおすすめです。