英文学科4年
文学部 英文学科 4年
※インタビュー内容・情報は取材時のものです
Q1:この学科で学ぼうと思ったきっかけはなんですか?

コミュニケーションツールとしての
文学に着目
英語圏の方とコミュニケーションを取る際、母国のバックグラウンドを理解することが必要と感じ英文学科を志望しました。枕草子の心情描写に日本の伝統文化や時代背景が見られるよう英語圏の方とコミュニケーションを取る際、母国のバックグラウンドを理解することが必要に、欧米文学から歴史や文化を学ぶことで、相手を尊重した表現ができるのではないかと思っています。
Q2:特に印象に残っている授業はなんですか?
女性作家を通し
欧米の歴史と文化を考察
「女性と英語圏の文学」はジェイン・オースティンやアガサ・クリスティ、イザベラ・バードなど17〜20世紀のイギリス及び旧植民地の女性作家について、生涯と代表作をさまざまな視点から評価していく授業です。最終的には授業で取り上げた女性作家についてレポートを書き、より深く探求していきました。とくに明治初期に来日し日本紀行を著したイザベラ・バードからは、当時のイギリス女性の地位や服装を通してわかる男女格差とともに、イギリス人だからこそ気づいた日本のおもてなし文化を知ることもでき興味深かったです。
Q3:各年次での学びを通じ、どんな感想を持ちましたか?
年次を追うごとに深まる研究で
表現力をつける
1年次は英語学、アメリカ・イギリス文学、語学と広い範囲で学びました。高校時代と異なり女性がテーマの授業が多い点が新鮮でした。2年次からは1年次に学んだことをさらに詳しく学習し、英語でレポートを書き始めたり、第二外国語を受講することで語学力が伸びました。3年次は4年次から始まるゼミに備え研究分野を中心に受講し、卒業論文に備えた授業により論理的にレポートを書く力がつきました。4年次からは今までの集大成としての卒業論文を書くためにイギリス文学「ロミオとジュリエット」についてより深く研究したいと思っています。
Q4:将来への希望と、本学での学びから社会に出た後役立つと思う考え方やスキルはありますか?
語学力とファシリテーションを身につけ
マスコミや専門商社を目指す
就職としては英語を活かせる文芸関連のマスコミや専門商社に興味があります。英文学科での学びを活用し英語圏の方々とのコミュニケーションをより深めたいと思います。また、「女性」をテーマとした授業からは自身の生き方を探求するきっかけを得られました。もう一つ忘れられないのが4〜5名で行うグループワークの授業で、3日間の合宿の時は、全員が一度はリーダーとファシリテーターを経験し、ディスカッションを進める際のリーダーシップやファシリテーションが身についた貴重な学びの機会となりました。
Q5:これから実践女子大学を目指す高校生たちへのメッセージをお願いします。
不安を取り除いてくれた、
文学に対する先生の強い思い
入学前は文学部のイメージがわかず不安もありましたが、先生ご自身の文学への思い入れが強くどんな質問にも親身に答えてくださり、勉強に集中できました。英文学科は英語そのものを学び、英語圏の文化や歴史から多様性に富んだ考えを育むことができる学科ですが、文学以外の授業も多く、アメリカやイギリスを文化的フェーズから学びたい方にも向いていると思います。