生成AIとうまく付き合うには?
ここ数年で、驚くほどのスピードで生成AIが普及してきました。学生の中にも、悩み相談や情報の検索、レポート作成などに使用している方もいるようです。今日は、自分で生成AIを使ってみた所感について書いてみたいと思います。
先日、久しぶりに国際学会に参加してきました。準備をしているときに、開催地がわりと治安が悪い所(アメリカ某所)だったので不安になり、防犯性能の高いバッグを調べてみることにしました。
まずはGoogleやショッピングサイトなどで検索しましたが、なかなかこれはというものを絞り込めません。口コミを見ても、同じ商品に対して人によって「小さすぎて物が入らない」「コンパクトなのになんでも入って便利」など、様々な意見があります。そこでChatGPTに、おすすめのバッグを聞いてみました。条件は以下です。「冬の[アメリカ某所]※で使うショルダーバッグ 防犯重視 撥水 iPad miniが入るサイズ カジュアル過ぎない 女性向け」(※実際は地名)
すると、一瞬にして複数の候補を商品へのリンクやそれぞれの特徴のまとめとともに列挙してくれました。便利ですね。3回くらいやり取りして、最終候補が3つくらいに絞られました。ですが、いいなと思った商品のリンク先を見てみると、サムネイルの画像とリンク先の画像が異なるもの、現在は販売終了しているもの、提案された商品名と異なるものが出てきました。裏切られた気分です。
今回のことから考えるポイントは以下の通りです。
・ChatGPTは双方向のやり取りで進めるので、一般的な検索システムよりも使用者にカスタマイズした内容で検索しやすい
・出力結果はポイントが端的にまとめられ参考になりそうに見えるが、必ずしも正しい情報とは限らない。
・個人の好みや感性、センスを反映させるのは難しい
ChatGPTをレポート作成に使用した場合、同じようなことが起こります。実際、今年度(2025年度)の授業では、一見まとまっており、読みやすい文章ではあるものの当たり障りない内容のもの、出題テーマとずれているもの、実在しない引用文献を記載しているものなどがかなり見られるようになりました。私はあまりにもあからさますぎるレポートを見つけたら、書き直して再提出、あるいは個別に面談するようにしています。大学としても、原則として生成AIでレポートを作成することを禁じています。生成AIはうまく使えば便利だろうと思いますが、雑に使うと逆効果になります。皆さんもお気を付けください。
(文責:作田 由衣子)







