高橋ゼミ 異文化探求④ イスラームにふれる
9月3日、高橋ゼミ3年生はイスラーム文化を中心に、異文化探求をしました。
この日、最初に聖心女子大学グローバル共生研究所で開催されていた展示、「(文化人類学者が出会った!)インドネシアの宗教と共生のあゆみ」をじっくりと見学しました。インドネシアは世界最大のムスリム(イスラーム教徒)を擁する国ですが、バリ島やジャワ島にはヒンドゥー教徒も住んでおり、多宗教社会が展開されています。
次に、代々木上原にある東京ジャーミイ・トルコ文化センターを訪問。ここには美しいモスクがあり、午後の礼拝を内部で見学することができました。母国トルコの大学で日本語専攻だったという職員Bさんの日本語による詳しい解説もあり、ゼミ生たちのイスラーム理解が深まりました。
以下、ゼミ生の感想です。
◆ 今回のインドネシアの展示を通して、ムスリムの断食について知り、宗教上の習慣が人々の生活の大事な一部となっていることがわかりました。断食を一定期間続ける文化は、日本での生活とは全く異なるため新鮮で最も印象に残りました。
東京ジャーミイ・トルコ文化センターで出会ったBさんから、断食のご経験についてお話を伺うことができました。断食はあまり辛くはないこと、断食をすることで神との距離が縮まる気がするとのことでした。こうしたムスリムご自身のお話を聞くことができたのは、たいへん貴重でした。
さらに、礼拝でひれ伏すような姿勢を取るのを初めて見て驚きました。祈りの形にも文化の違いが出るのだと感じ、今回のモスク訪問でより宗教への学びを深めたいと思いました。(鼎)
◆ インドネシアの多宗教についての展示の中で一番印象に残ったのは、ムスリムの島民とヒンドゥー教徒の島民がお互いの冠婚葬祭に当たり前のように参加し合っていることです。お葬式では親族以外の地域の人たちも一丸となり、歌や踊りを通して亡くなった人を、(日本的な見方かもしれませんが)「明るく」弔っていました。宗教が異なっていても同じ地域を生きるお互いを尊重して共に支え合っている姿に感銘を受けました。
また、モスク訪問ではイスラームの礼拝を見学しましたが、同じ礼拝の中に、任意参加の部分と皆で必ず参加する部分があることや、男性と女性で礼拝の場所が分けられていることなど、多くの新しい発見がありました。また、解説をしてくださったBさんによると、モスクの壁や天井の装飾に使用されている文様はそもそもアラビア文字であって、全て意味があり、コーランの一節が表現されているそうです。文字が花束やモスクの形のようにデザインされている点も印象的でした。イスラーム文化や美意識を肌で感じられる貴重な体験でした。(高梨)







