竹内ゼミ『2025 年テレビ視聴環境の現状と課題』の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:『2025 年テレビ視聴環境の現状と課題』の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査・統計データを読み取り、現代社会の動向・傾向を紹介していきます。
第 21 期生 馬場麻優菜
みなさんはテレビを視聴する機会は以前と変わらないですか。近年、「若者のテレビ離れ」という言葉を耳にする機会が増えました。私は普段テレビを見ることが多いですが、周囲の友人にはテレビを見ない人も多く、スマートフォンで動画を視聴している人がほとんどです。そのため、自分と周囲でメディアの利用方法に違いがあると感じていました。そこで、若者のテレビ視聴の実態や視聴方法の変化について詳しく知りたいと思い、関連ある調査結果を用いている資料について、紹介します。
今回紹介する資料は「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」の説明資料です。出典等の詳細については、下記を参照ください。
この資料では、ビデオリサーチが実施しているサービスの MCR 及び MCR/ex(関東地区)であり、対象は関東在住者 12-69 才の男女として、実施されたものです。この調査では、テレビやインターネットの利用状況について調査が行われており、世代ごとのテレビ視聴時間やインターネット利用率などを対象に、アンケート調査や視聴データの分析を通して、現在のテレビの視聴環境を調べています。
調査結果によると、主要メディアの接触率(自宅内外計/一日あたり/週平均/2013 年まで東京 30km 圏で男女 10-69 才、2014 年から東京 50km 圏で男女 12-69 才を対象。2014 年よりインターネットには PC・タブレット・スマートフォン・携帯電話・PHS でのゲームを含めて集計)におけるテレビは 2001 年には 84.6% ありましたが、2024 年には 54.4% まで減少していました。一方で、インターネットの接触率は 2001 年には 21.0% だったものが、2024 年には 73.8% まで上昇しており、テレビを超えて利用されるようになっています。また、単身世帯の 29 歳以下では、テレビを見ている人は半数に満たないという結果もあり、若者のテレビ離れが進んでいることが分かります。
しかし、関東地区では、リアルタイム放送以外でのテレビデバイス利用率が、19-23 時の時間帯において 2016 年の 5.9% から 2024 年には 8.9% へと約 3 ポイント上昇していました。これにより、見逃し配信や動画配信サービスをテレビで視聴する人が増えているとも言えそうです。この結果から、テレビを見る人が完全に減ったというよりも、「好きな時間に好きな番組を見る」という視聴スタイルへ変化しているのではないかと感じました。
今回の調査結果から、テレビは以前ほどリアルタイムで視聴されなくなっていますが、テレビ番組自体の需要がなくなったわけではないことが分かりました。私は普段テレビを見ることが多いですが、周囲の友人にはテレビよりも YouTube や Netflix などを利用する人が多くいます。そのため、この結果には納得しました。今後はテレビとインターネットがそれぞれの特徴を生かしながら、多様な視聴スタイルに対応していくことが重要だと考えました。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
奥津哉(2025)テレビ視聴環境の現状と課題—第1回会合(2021 年 11 月)からの変化にフォーカスして、デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会第 33 回説明資料、https://www.soumu.go.jp/main_content/001013803.pdf(最終確認日:2026/07/27)。







