社会デザイン学科の学生が企画した献血イベントを渋谷キャンパスで開催しました(6/23)
社会デザイン学科3年の星野綾子さんが企画した献血イベントが、6月23日、渋谷キャンパスで開催されました。
当日の様子はNHKの首都圏ニュースで取り上げられ、関心を集めました。
献血を身近に感じてもらうために企画
星野さんは、これまで献血や赤十字活動に継続して取り組み、若い世代に献血への関心を広げる活動を続けてきました。今回は、東京都赤十字血液センターの協力のもと、渋谷キャンパス正面玄関前に献血バスを招き、学生や教職員が献血に協力しました。また、1階エントランスホールでは、献血後に腕に巻く包帯をかわいく飾る「包帯デコレーション」も行われ、献血をより身近に感じてもらう機会となりました。
「こわい」を「おもしろい」に変える取り組み
星野さんは、これまで30回献血を続けてきました。小学1年生の時に心臓病の手術を受けた経験や、高校時代に青少年赤十字の活動で輸血を受けながら闘病した青年の記録映像を見たことが、献血に関心を持つ原点となっています。
高校時代から献血会場でのボランティアや献血講座に取り組み、大学入学後も「献血の輪をさらに広げたい」と活動を続けてきました。10代・20代へのヒアリングでは、献血に関心があっても「針が怖い」「痛そう」「献血ルームに入りにくい」と感じ、行動に移せない人が多いことを知りました。
そこで星野さんは、献血に対する「こわい」というイメージを「おもしろい」に変えたいと考え、大学1年次の冬、池袋の献血ルームで「献血」と「リアル脱出ゲーム」を組み合わせたイベントを実施。このイベントをきっかけに、10人が初めて献血を経験しました。
この取り組みは、2026年2月に行われた本学の学生プレゼンテーションコンテスト「Jissen Student’s Reflection Award(JSRA)」でも発表され、星野さんは最優秀賞を受賞しました。その後、星野さんが「大学に献血バスを呼びたい」と伝えたことをきっかけに、大学と東京都赤十字血液センターが調整を進め、今回の献血イベントが実現しました。
学生同士のつながりから活動の輪が広がる
当日は、授業の合間などに学生が会場を訪れ、初めて献血に参加する学生・教職員の姿も見られました。会場では、星野さんが案内や呼びかけを行ったほか、国際学科2年の河合乃杏さんも一緒に呼び込みを行い、献血に不安を感じる学生にも丁寧に声をかけました。
河合さんは、中高時代にJRC活動(青少年赤十字活動)に参加していた経験があり、大学のホームページで星野さんのJSRAの記事を読んで、同じ大学の学生が赤十字や献血に関わる活動を続けていることに興味を持ちました。その後、星野さんの取り組みに共感し、自分のボランティア経験を生かして協力したいと考え、今回の活動に参加しました。
最終的に59人の学生・教職員が参加し、35人が献血をしました。イベント後には、献血に参加した学生と星野さんが意気投合し、今後の活動を一緒に進めようと連絡先を交換する場面も見られました。今回のイベントをきっかけに、星野さんの活動の輪はさらに広がりを見せています。
献血に参加した学生のコメント
- 初めての献血で、最初は針を刺すことに怖さや不安がありましたが、看護師さんが優しく話しかけてくださったので安心できました。針を刺す時は少し痛みもありましたが、刺さった後は緊張せず、思っていたより怖くありませんでした。自分の血液型を初めて知ることもでき、予想と違っていて驚きました。今後も献血に参加したいですし、同じように迷っている友人がいれば、一緒に行きたいと思います。(国際学科 1年)
- 大学で献血ができると、空きコマの時間を使って参加しやすいと感じました。最初は少し不安でしたが、実際にやってみると痛みも思っていたより少なく、安心して参加できました。誰かの役に立てたという達成感もあり、また機会があれば協力したいです。(美学美術史学科 2年)
- 以前から献血には興味がありましたが、街中の献血ルームは入りづらいと感じていました。授業で大学に来た際に今回の献血イベントを知り、大学内なら参加しやすく、良い機会だと思って参加しました。最初は少し緊張しましたが、手続きも早く、痛みも思っていたより少なかったです。また機会があれば参加したいです。(美学美術史学科 4年)
星野綾子さんのコメント
実施前に何度か日本赤十字社職員さんと打ち合わせをして、今回の献血者数目標は50人と決めていました。しかし、渋谷キャンパスでの献血会は初めてです。献血未経験者が多い環境で、実際に何人が献血に来てくれるのか全くわからず目標を下回ってしまったらどうしようと不安でした。
しかし結果は59人。こんなに多くの方が献血に挑戦してくれました。
現場で呼びかけのボランティアをしていると、少し戸惑いながらも「わたし献血できますか?」と声をかけてくださる方がたくさんいました。まさに、勇気ある一歩です。献血したことのなかった方と、輸血を必要とする患者さん。自分の行動によって彼らをつなぐことができた瞬間は、感動的でした。
私のようないち学生の提案を聞き入れて献血会を実現してくださった実践女子大学と、協力してくださった職員さんのみなさんに感謝しています。今後は献血会場で私と直接話して繋がった生徒さんたちと、大学献血ボランティアの団体を作りたいと考えています。この温かい献血会を、実践女子大学の文化にしていきたいです。








