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2025年度「Jissen Student’s Reflection Award」最終選考会・表彰式を開催しました(2/21)

2026/03/25(Wed)

学長らを前に学生が日ごろの活動をプレゼンテーションする「Jissen Student’s Reflection Award(以下、JSRA)」の最終選考会が2月21日(土)、渋谷キャンパスで開かれ、一次審査をパスした10人がさまざまな成長体験を披露しました。JSRAは学生のリフレクションの習慣化と言語化を支援する取り組みとして、2022年度から始まった奨学金制度です。
第4回目となる今回は、若年層にも献血を知ってもらうきっかけとするため、献血ルームを舞台とした脱出ゲームを開催した人間社会学部社会デザイン学科星野綾子さんが最優秀賞に輝きました。

学長ら審査員と最終選考会に参加した学生たち

リフレクションと言語化で自身の成長を見つめ直す「JSRA」

 本学では、入学前から卒業後まで、学生が自信を持ち、成長を実感できる学びの時間を提供することを目標とした学生支援システム「J-TAS(Jissen Total Advanced Support)」を2019年4月から導入しています。このJ-TAS体制の構築と共に始まった本学のキャリア形成支援改革は、現在第二期に突入。アクション総量の増加を目指す方針のもと、低学年からのキャリア支援も強化しており、その成果は高い実就職率に表れています。この流れを受け、学生のリフレクションの習慣化と言語化を支援し、学生に自己成長を実感する機会を提供する取り組みとして、2022年度から大学および短大の2年生を対象に始まった奨学金制度がJSRAです。

学生にエールを送る難波学長

 最終選考会および表彰式当日は、エントリーした66人の中から一次審査を通過した学生10人と審査委員6人(難波雅紀学長、橘弘志副学長、広井多鶴子副学長、佐々木真理学生総合支援センター長・学生部長、上原信幸学生総合支援センター副センター長、外部有識者としてサイボウズ株式会社執行役員の林忠正氏)が渋谷キャンパスに集まりました。
 冒頭、難波学長は「言語化は自己成長のためには非常に重要なプロセスです。些細なことでも自分が工夫して意識的に取り組んだことを言葉にできているかが大きなポイントです。堂々と自分らしく、明るく発表してください。」と学生にエールを送りました。

 続いて、最終選考に残った学生がこれまでの授業や課外活動などを振り返り、自身の成長体験を1人5分の持ち時間で発表。審査委員のほか、発表を終えた学生たちも他の学生の発表に対し、「分かりやすく説明できているか」「資料は見やすく、理解しやすいか」「気付きや学びに深みがあり、成長を感じられる内容か」という3項目について1から10までの10段階で評価しました。この結果、最も合計点の高かった星野さんが最優秀賞、審査委員の評価が高かった長谷川さんと藤田さんが審査員特別賞に選ばれ、3人には表彰式で難波学長から表彰状が手渡されました。
 見事、受賞された3人をはじめ、一次審査を通過した学生には、今後の活動を支援するための奨学金が支給されます。

最優秀賞の賞状を
受け取る星野さん

審査員特別賞の賞状を
受け取る長谷川さん

審査員特別賞の賞状を
受け取る藤田さん

【最優秀賞】献血を身近に 社会を支える第一歩

献血の取り組みをプレゼンする
最優秀賞に輝いた星野さん

 最優秀賞を獲得した星野さんは「リアル脱出ゲーム in 献血ルーム」と題し、献血の普及に向けた取り組みについて発表しました。星野さんにとって献血との出会いは6歳の頃。持病のために手術を受け、生死と向き合う経験の中で輸血に支えらる患者さんへの共感が高まったことが原点だといいます。16歳のときにボランティア活動を通して献血と再び関わるようになり、これまでに29回の献血を行ってきました。
 活動を続ける中で、輸血用血液の不足が予想されていることや、若い世代の献血参加が少ないという課題を実感しました。ボランティアなどを通して身近な人への普及活動を行ってきましたが、「もっと多くの人に献血を広めたい」と感じたことから、友人とともに新たなプロジェクトを開始しました。10代へのヒアリングを行った結果、献血ルームには「病院のようで入りにくい」というイメージがあることが分かり、イメージを変える取り組みとして献血ルームでのリアル脱出ゲームを企画。都内にある献血ルーム13カ所に協力を呼びかけ、池袋献血ルームの協力のもと実施しました。SNSで発信した動画は13万回再生を記録し、当日は51名が参加。そのうち10名が初めて献血を行いました。
 星野さんは「仲間とともに社会を支える第一歩になった」と振り返り、この経験を生かして今後はビジネス化にも挑戦していきたいと語りました。

学生たちの多種多様な経験を発表。自分の成長を実感

留学の経験をプレゼンする長谷川さん

 審査員特別賞を受賞した長谷川さんは、「夢を追うための挑戦」をテーマにフィリピンでの語学留学の経験を発表しました。英語教員を目指し、生きた英語に触れるため留学に参加。ディスカッションで思うように発言できず、日本で学んできた英語との違いを実感しましたが、バディシステムでの会話などを重ねる中で、失敗を恐れず話す姿勢の大切さを学びました。さらに、共同生活やバスケットボール大会、ボランティア活動を通して国籍を越えた交流も経験し、挑戦し続けることや人とのつながりの大切さを感じたといいます。今後も自分の言葉で伝えながら成長したいと語りました。

国内ホテルインターンシップの
経験をプレゼンする藤田さん

 一方、藤田さんは軽井沢のプリンスホテルでの2週間のインターンシップ経験を発表しました。長期休みを利用して新しいことに挑戦したいと参加し、ホテルの案内やクローク業務を担当。海外からの宿泊客が多い環境の中で、英語での対応に戸惑う場面もありましたが、スタッフの接客を観察したり、実習生同士で教え合ったりしながら積極的に学びました。その結果、英語での会話にも自信がつき、完璧さよりも相手と関わろうとする勇気の大切さを実感。挑戦することで視野が広がり、一歩踏み出すことの重要性を学んだと語りました。

 また、受賞した3人以外も、それぞれ印象的なプレゼンを行いました。企業参加型課題解決プログラムJミッションやラジオ企画、ボランティア活動、部活動、カナダ留学、カンボジアでのグローバルインターンシップ、大学オーケストラなど発表の内容は多岐にわたり、学生たちは経験を言語化して人に伝える行為を通して、自身の成長を再確認しました。

 本学では、学生たちのリフレクションと言語化の習慣化を支援すべく、次年度以降もこの取り組みを継続していく予定です。

サイボウズ株式会社執行役員 林 忠正氏(審査委員)講評

審査を終え講評する林忠正氏

 自分の経験を言語化することは難しかったと思いますが、社会に出て仕事をしていく中では日常的に行うことでもあり、良いトレーニングになったのではないかと思います。学生のうちに経験を積んでおくこと自体が、社会に出たときに使えるカードを貯めていくことにもつながります。引き続き、自分の中の“気づき”を貯めていき、後で活用できるような学生生活を送ってほしいと思います。

最優秀賞受賞 人間社会学部 社会デザイン学科 星野綾子さん コメント

賞状を手にする星野さん

 1年次のキャリアスタートアッププログラムでJSRAを紹介された時から、絶対に応募しようと思っていました。今回の発表を通じて献血を知ってもらい、献血に行く人が増えたり、大学で献血イベントなどが出来たりしたら嬉しいです。現在マレーシアに留学しており、一時帰国中なので、いただいた奨学金はその航空券代などに充てる予定です。

インタビューを受ける星野さん

 また現在、学生がソーシャルビジネスプランを提案する経済産業省主催の学生社会起業家アクセラレーションプログラム「ゼロイチ」に参加しており、最終発表会「ゼロイチファイナルピッチ2026」も出演予定です。ここでも「献血率低下問題」を事業として立ち上げるために取り組んでおり、これからは在学中に起業したいという夢に向かって頑張りたいです。

審査員特別賞 文学部英文学科 長谷川華音さん コメント

インタビューを受ける長谷川さん

 昨年度受賞された先輩から奨められて、今回JSRAに応募しました。最初は他の活動について書いていたのですが、納得できる仕上がりにならず、最終的に自分自身が一番時間と熱量を注いだ海外経験について書くことにしました。フィリピンのラプラプセブ国際大学での短期留学にはじまり、アメリカの子供たちを相手に日本語教育のお手伝いをするアカデミックボランティア、タイのサマースクール、2回目のフィリピンでの語学留学など、複数のグローバル経験を経て語学力の向上や挑戦し続けることの大切さを表現したつもりです。
 3年生になったら、自身の夢である英語教員になるという夢に向かって頑張りつつ、グローバル人材としての成長もあきらめたくないので、国内ホテルのインターンシップや海外プログラムなどにチャレンジしたいと思います。

審査員特別賞 生活科学部 生活環境学科 藤田理沙さん コメント

インタビューを受ける藤田さん

 大学生にしか出来ないこと、長期休みにしか出来ないことにチャレンジしたいと思っていたところ、大学から春休み期間中に開催される軽井沢プリンスホテルのインターンシップの案内があり、大学の紹介なら安心して参加できると思いチャレンジしました。一緒にインターンに参加した実践生は英文学科だったので、自分の英語力のなさに落ち込み、お客様のクレームに凹むこともありましたが、実践生やインドネシア人の実習生に支えられて乗り切ることが出来ました。
 国内ホテルのインターンシップは日本にいながら、海外にいるかのように外国人とコミュニケーションができ、お給料までもらえるので、これからはグローバルに興味のある後輩にもおすすめしたいです。

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