美学美術史学科4年
文学部 美学美術史学科 4年
※インタビュー内容・情報は取材時のものです
Q1:この学科で学ぼうと思ったきっかけはなんですか?

純粋な興味をきっかけに
美術史学科を志望
両親がアニメーターをしていることから美術への興味が深く、美術史や絵画の見方を学び教養として活かすことができたら人生が豊かになるのではと思い、美学美術史学科を志望しました。本学は西洋画、日本画、仏教美術から美学や哲学など広い範囲を学べる点が魅力で、友人にはカント哲学まで視野を広げている人もいます。
Q2:特に印象に残っている授業はなんですか?

仏像に魅せられ
仏教美術の研究へ
「仏教美術史演習」で仏像の種類や印相(手の形)、展覧会や寺院での仏像の見方などを詳しく学び、後期には京都・奈良への演習旅行に行き寺院の仏像を拝見しました。授業での学びを活かすと、図版の写真と実際に自分の目で見るのとでは印象が全く異なることを実感できました。
Q3:各年次での学びを通じ、どんな感想を持ちましたか?
科目を網羅した後、
専門領域を選択できる学科特性
1年次はコロナ禍の影響で入学式がなく実感のない大学生活になりましたが、美学美術史学科の専門科目全てを網羅的に学び、各科目の特徴を把握できました。2年次からは必修が減り、選択した専門科目の内容も専門的になりました。3年次はさらに専門的になり、各自が選んだ作品研究と発表も加わりました。私は博物館学課程に入って学芸員資格の勉強も始め、新たな学びが多い充実した日々でした。4年次からは卒業論文で納得いく研究ができるよう大学院進学も視野に頑張りたいと思います。また博物館学課程の実習にも1年間学んできたことを活かして取り組みたいです。
Q4:将来への希望と、本学での学びから社会に出た後役立つと思う考え方やスキルはありますか?
美術に対し、より高い表現力を求め
大学院課程へ
大学院を目指し勉強を続ける一方、化粧品メーカーや旅行代理店への就職も視野に入れています。絵画研究では構図や筆の運び方などを観察し、作品の特徴を繰り返し考えることで客観的な視点が身につきます。実生活に応用しても課題を見つけ解決方法を探るときなど、さまざまな場面で役に立つと思います。さらに客観的な視点から考え、発見した特徴を文章に表現することで、抽象的なことを言葉で表す表現力や文章力が身につけられます。
Q5:これから実践女子大学を目指す高校生たちへのメッセージをお願いします。
印象派、仏教美術、
デザイン実技、地球規模で学べる環境
美学美術史学科は自分がどの科目に興味があるのかじっくり考える時間があります。私の場合、はじめは印象派など西洋近代美術を学びたいと思いましたが、講義を受ける中で仏像の面白さに興味を持ち、今は仏教美術史を専攻しています。絵画やデザインなど実技を選択することも可能です。美術について詳しくなりたい、美術館巡りを趣味にしたい、美術史だけでなく美学も学びたい、など多様な願いが叶う学科だと思います。