江戸時代再現弁当試食会(調理学第二研究室)
食生活科学科助手A.M
7月30日(水)に、調理学第二研究室の佐藤先生とゼミ生が主体となった、『下諏訪本陣 EDO BENTO』試食会が行われました。
本研究室の卒業研究では、長野県・下諏訪宿本陣岩波家に遺る「献立書」をもとに、伊能忠敬測量隊御一行のために用意されたであろう献立を再現する活動をしています。「献立書」には料理名と食材のみが記されており、ゼミ生は江戸時代の料理書から食材や調味料を探り、当時の調理法を用いて試作を重ねてきました。そして今回、完成したレシピを今回の試食会にて披露いたしました。試食会には下諏訪宿本陣28代岩波家当主をはじめとする関係者の皆様をお招きしました。
当日の献立は写真の通りです。
試食後には、下諏訪の「二十四節氣 神楽」料理人・武居氏や28代岩波家当主の方より、
・江戸時代のお弁当は保存性を高めるために味が濃かったと考えられること
・弁当は作ってからすぐに食べる食事より味を濃くする必要があること
・冷めてからもおいしいことが大前提であること
といったご教示をいただき、再現弁当のレシピを再考する大変貴重な機会となりました。
今回のご意見をもとに商品化を目指し、より良いお弁当になることを期待しております!
また、本試食会の様子がプレスリリース配信されておりますので、こちらからぜひご覧ください。