竹内ゼミ 『耳に関する調査(2026 年)』の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:『耳に関する調査(2026 年)』の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査・統計データを読み取り、現代社会の動向・傾向を紹介していきます。
第 21 期生 櫻井梨音
通学電車や大学のキャンパス内でイヤホンをしている人をよく見かけますが、毎日の利用に対して耳の健康リスクへの意識はどうなっているのか気になり、今回の調査を紹介することにしました。
今回紹介する調査は、マーケティング・リサーチ会社の株式会社クロス・マーケティングがイヤホン・ヘッドホンの使用実態、イヤホン/ヘッドホン難聴(スマホ難聴)への認知を明らかにすることを目的に、全国 47 都道府県の 20~79 歳の男女 2,400 人を対象とした「耳に関する調査(2026 年)」です。調査方法はインターネットリサーチで、セルフ型アンケートツール「QiQUMO」を使用し、調査期間は 2026 年 3 月 19 日(木)~ 3 月 20 日(金)、2024 年 3 月 28 日(木)です。ここでは記載されている調査結果のうち、特に気になった部分を抜粋して紹介します。
2026 年の今回の調査結果によると、直近 1 か月間にイヤホン・ヘッドホンを使用した人は全体の 43% で、イヤホン・ヘッドホンを使用するシーンでは、「音楽を聴く」や「動画配信・共有サービスを視聴する」といった場面が多く見られました。利用頻度は「ほぼ毎日」が 30% で最多となり、20~40 代では 3 割半ばにのぼります。
一方で注目したいのが、難聴への危機感と知識のギャップです。「イヤホン難聴・ヘッドホン難聴」について将来の不安を感じている人で、「かなり不安に思う」と「まあ不安に思う」を合わせた「不安に思う計」は全体で 38% で、20~30 代では 4 割を超えています。
さらに、スマホ難聴の認知率は、20 代では「名称も内容も知っている」と回答した人が 13% で他世代より高めでした。また、全体では「イヤホン難聴・ヘッドホン難聴」について「名称も内容も知っている」と回答した人は全体の 19%、「スマホ難聴」の「名称も内容も知っている」と回答した人は全体ではわずか 10% にとどまっています。
私自身も電車で音楽を聴くためほぼ毎日イヤホンをつけていますが、「なんとなく耳に悪そう」と不安を抱きつつも、具体的な症状や予防策までは深く理解していませんでした。最もヘビーに使っている若い世代ほど不安を感じながらも正しい知識を持てていない実態は、非常に興味深く、また見過ごせない問題だと感じます。今後は音量の自主規制だけでなく、若年層に向けた具体的なリスク啓発が必要ではないでしょうか。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:株式会社クロス・マーケティング
「耳に関する調査(2026 年)」
https://www.cross-m.co.jp/report/20260416ear
(最終確認日:2026/08/05)。







