東京ジャーミィの金曜礼拝を参観し、五感でムスリムの祈りを体感しました! by 異文化コミュニケーションゼミ(佐藤グループ)
紅葉の始まる中、美しい佇まいの東京ジャーミイをゼミの皆で訪問し、イスラム教の歴史や文化、そして人々の生活と宗教の関わりについて学ぶことができました。これまでイスラム教について授業や資料を通して学ぶことが多かったですが、実際にモスクを訪れるのは初めてだったため、とても貴重な経験となりました。まず、モスクの建物の美しさが印象的でした。細かく描かれた模様や、どこを見ても左右対称に整えられた装飾には、イスラム文化ならではの特徴が表れていると感じました。単に美しい建築物というだけでなく、宗教的な考え方が空間全体に反映されていることを学びました
特に印象に残ったのは、実際に礼拝が行われている様子を見学できたことです。イスラム教では1日に5回礼拝を行いますが、その習慣について食事と同じように、生活の一部として自然に行うものだという説明が心に残りました。また、礼拝は単に決められた動作をするだけではなく、体と心の両方を神に向ける大切な時間でもあると感じました。
さらに、男女で礼拝する場所が分けられている理由についても興味深かったです。これは周囲を気にすることなく、一人ひとりが神への礼拝に集中するためだそうです。女性が男性とは異なる階で礼拝することも知り、同じ宗教の中にも礼拝の仕方や空間の使い方に特徴があることを学びました。また、「人と神様の間には何も作らない」「人同士は水平、神様とは垂直」という言葉も強く印象に残っています。この言葉から、人間同士は平等な存在であり、神様とはそれぞれが直接向き合うという考え方を知ることができました。
また、小さな子どもたちがモスク内で自由に遊んでおり、親が礼拝する姿を見て、決して強制はされないものの自然と一緒に礼拝をしている様子を見ましたが、宗教について言葉で教えるだけではなく、日常の行動を通して親から子へと受け継がれていくことが理解できました。これは宗教が家族や生活習慣とも深く結びついていることを表していると思います。
案内をしてくださった下山氏の「宗教は人生のガイドブックである」という言葉も、強く心に残っています。宗教には一つの正解があるわけではなく、人それぞれの考え方や生き方があります。その中で宗教は日々の行動や物事の判断に迷ったとき、自分の進む方向を考えるための指針になるのだと思いました。
今回、実際にモスクを訪れ、礼拝を見たり、直接お話を伺ったりしたことで、写真や文章だけでは分からない宗教の雰囲気や人々の信仰のあり方を知ることができました。自分とは異なる文化や価値観を理解するためには、知識を得るだけでなく、実際にその文化に触れ、自分の目で見て感じることが大切だと改めて感じました。今後もさまざまな文化や宗教に関心を持ち、自分の価値観だけで物事を判断せず、多様な考え方を理解していきたいと思います。







