地域連携活動「下諏訪宿における地域創成SDGsの取り組み」(調理学第2研究室)
食生活科学科教員S.S
私たちは、昨年度から長野県下諏訪宿本陣岩波家との地域創成の活動をしています。今回は 『下諏訪本陣EDO BENTOお披露目会』について、ご報告いたします。
10月8日(水)、秋晴れの長野県下諏訪本陣において、日本全国の測量を成し遂げた伊能忠敬の第7次測量隊一行が宿泊した際のお伺いを立てた『献立書』(1809年文化6年9月24日~27日)をもとに、レシピ開発の末(2025/08/06食生活科学科ブログ:江戸時代再現弁当試食会)、完成させた御弁当のお披露目会を開催しました。
『下諏訪本陣EDO BENTO』は、白飯(物相飯)に主菜4品、御菜7品の料理を組み合わせました。岩波家本陣の玉座の間での提供を想定し、さらに下諏訪地域の食材を使用して「汁物」と抹茶に「御菓子」を添え、ランチコースをイメージした御弁当に仕上げました。
開発した『下諏訪宿本陣EDOBENTO』をベースに、主菜とおかずの品数を抑え、地域観光にテイクアウトできるタイプとして『伊能忠敬測量隊BENTO』、下諏訪の街歩き観光にも気軽に軽食として『本陣EDO BENTOmini』をライナップとしてお披露目しました。
私たちの活動には、地域の皆様のご協力が無ければなし得なかった社会連携活動でした。この場をお借りして、岩波さんはじめ地域の皆様に心から御礼申し上げます。
今後、御弁当は下諏訪町の観光資源として、伊能忠敬測量隊の功績とともに、地域創成の一役を目指し、下諏訪宿本陣、下諏訪町観光地「ガラスの里」などの観光地などで試験運用を目指して発信していきます。
江戸食から継承されているサスティナブルな知恵や経験を私たちの食生活に実践していっていただけることを願っております。









