竹内ゼミ 『健康食品・サプリメントに関する調査(2026)』の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「健康食品・サプリメントに関する調査(2026)」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査・統計データを読み取り、現代社会の動向・傾向を紹介していきます。
第 21 期生 森口花利南
近年、SNS やドラッグストアで美容サプリやビタミン系グミを見かける機会が増えており、私自身も普段の生活の中で「ビタミン C でも飲んでおこうかな…」と思うことがあります。こうした身近な存在となったサプリの利用状況を知りたいと思い、本調査を紹介することにしました。
今回紹介する調査は、マーケティング・リサーチ会社の株式会社クロス・マーケティングが全国の 20~69 歳の男女を対象に、健康食品・サプリメントの利用実態や意識について行った調査です。調査方法はインターネットリサーチで、セルフ型アンケートツール「QiQUMO」を使用し、調査期間は 2026 年 6 月 12 日(金)~6 月 13 日(土)、有効回答数は 1,100 サンプルでした。ここでは記載されている調査結果のうち、特に気になった部分を抜粋して紹介します。
調査の結果、サプリを利用している人は全体で約 3 人に 1 人であり、女性の利用率は 39.8%、男性は 26.4% でした。特に 30~40 代で利用が多い一方、20 代は最も低いという結果が示されました。女子大生の周りでは美容系サプリを飲んでいる人が多い印象がありますが、20 代全体では必ずしも利用率が高いわけではない点が興味深いと感じました。
利用されているサプリの形状は「錠剤タイプ」が 58.8% で最も多く、グミタイプやゼリータイプは少数派でした。最近は手軽なグミサプリも増えていますが、価格が高く、続けやすさの面では錠剤が選ばれているのではないかと考えられます。
健康食品・サプリメントを利用している人をベースに、利用目的で最も多かったのは「食事で不足する栄養素を補うため」(37.4%)で、次いで「疲労回復・だるさ対策のため」「腸内環境を整えるため」が続きました。女性では「肌・髪など見た目の美容のため」が 2 番目に多く、美容サプリが身近な存在になっていることがうかがえます。
本調査では、健康食品・サプリメントの利用目的や、男女・年代による意識の違いが明らかになりました。サプリは「不足する栄養素の補給」や「疲労回復」といった健康目的だけでなく、美容上の悩みや生活習慣への不安に対応するためにも利用されていることが分かりました。また、女性の利用率が高い一方で、20 代の利用率が最も低い点や、効果を実感できていない利用者が一定数存在する点も特徴的でした。サプリメント市場は種類が増え続けており、利用者のニーズが多様化していることがうかがえます。今後は、利用者が目的に合った商品を選びやすくなるよう、製品の特徴や効果について分かりやすく情報を提供する工夫がより求められると考えられます。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:株式会社クロス・マーケティング、
「健康食品・サプリメントに関する調査(2026 年)」、
https://www.cross-m.co.jp/report/trend-eye/20260617supplement
(最終確認:2026/07/02)。







