竹内ゼミ 『マイナビ 2027 年卒 大学生キャリア意向調査』の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「マイナビ 2027 年卒 大学生キャリア意向調査」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査・統計データを読み取り、現代社会の動向・傾向を紹介していきます。
第 21 期生 礒邉杏咲
みなさんは、「就職活動の開始時期が早くなっている」と感じたことはありますか。最近では、大学 3 年生のうちからインターンシップや企業説明会に参加する学生も多く、就職活動の早期化が進んでいると言われています。私自身も、周囲で既にインターンシップに参加している人や、早い段階から企業研究を始めている人を見る機会が増えました。現在の大学生の就職活動がどのように変化しているのか興味を持ったため、今回この調査を取り上げました。
今回紹介する調査は、株式会社マイナビが実施した「マイナビ 2027 年卒 大学生キャリア意向調査 3 月<就職活動・進路決定>」の紹介」です。この調査は、2027 年 3 月卒業予定の大学生・大学院生 1,677 名を対象に、2026 年 3 月 25 日から 3 月 31 日にかけてインターネットアンケート形式で実施されました。今回は調査結果の中から気になる点を紹介いたします。
まず内々定率の推移に関する調査結果では、3 月末時点での内々定保有率はここ 3 年で徐々に上がっており、27 年卒で、58.7% となっており、約 6 割の学生がすでに内々定を持っていました。特に理系学生では 68.2% と、文系学生の 52.5% を上回っていました。この結果だけを見れば、理系の方が文系よりも内々定の取得が早いと言えます。
また、内々定を持ちながら就職活動を継続している学生は 34.8% であり、未内々定者を含めた活動継続率は 76.2% でした。逆に言えば、23.8% の学生が 3 月末で「活動終了」となっていました。この傾向は 27 年卒で文系が 16.2% に対して、理系が 35.7% となっており、理系のほうが、より「活動終了」を選んでいました。
さらに、「現在入社意思の最も高い企業のインターンシップ等のキャリア形成プログラムに参加した割合と参加したか」という質問に対して、3 月の結果で「参加した」と回答した人は 83.1%(n=986)と、多くの人が参加していたことも明らかになりました。
これらの結果から、現在の就職活動では早い段階からの行動が重要になっていました。特にインターンシップへの参加率が高いことから、企業研究だけではなく、実際に企業と接点を持つ経験が進路決定に大きく影響していると考えられます。また、内々定を持っていても就職活動を続けている学生が多いことから、学生は一つの企業だけでなく、複数の企業を比較しながら慎重に将来を考えていました。今後は、早期化する就職活動が学生の不安や負担にどのような影響を与えているのかについても考えていきたいです。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
株式会社マイナビ(2026)
2027 年卒 大学生キャリア意向調査 3 月<就職活動・進路決定>、
マイナビキャリアリサーチ Lab、
https://https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260413_109492
(最終確認日:2026/05/15)。







