手漉き和紙の「技」の継承と絵画制作・美術史教育におけるその活用
<設置期間>2021年4月~
<プロジェクトリーダー>織田 涼子(美学美術史学科)
<テーマ>「主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)に関する取組」
「社会課題」
細川紙技術保持者の協力のもと、当時の重要無形文化財(昭和53年)ならびにユネスコ無形文化遺産条約「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」(平成26年)に指定・登録されている日本の手漉き和紙技術の継承と活用の実際を学修するため、埼玉県の工房と連携し、美学美術史学科の学生有志が和紙製造の工程に参加する機会を作り、実際の和紙製造の現場を体験することで伝統的な画材を深く理解する。また、紙の種類などによる水墨の表現効果を検証し、 制作過程を記録し成果を発表する。
このプロジェクトを通じ、絵画実技教育や美術史教育、また無形文化財の記録という民俗芸能の基礎教育に資することができる。さらに、アクティブラーニングの推進と、本学科の専門性にふさわしい地域社会や伝統産業との産学連携を推進する。