図書館長 就任のご挨拶
新館長 池田 三枝子 (いけだ みえこ)
国文学科教授
4月から図書館長となり、初めて私立大学図書館協会の館長会に出席しました。そこで図書館の理想的形態として「誰も来ない図書館」という概念を知りました。インターネットを利用して学術情報が入手可能となった時代、どこにいても必要な資料が得られればわざわざ図書館に行く必要はない訳です。
その一方で「それでも行きたくなる図書館」という方向性のあることを学びました。ウェルビーイングの向上により図書館の魅力を高め、安心感やわくわく感のある施設にするということです。
大学図書館を学術情報提供の場と捉えていた私にとって「わくわく感」というのは衝撃的でした。
限られた予算の中で、学術情報充実とウェルビーイング向上の両立は簡単ではありませんが、今後、学生の皆さんと一緒に「わくわく感」にも取り組んで行きたいと考えています。