本学の学生有志が「女子中高生向け女子大学生との座談会」に登壇(8/16)
東京都生活文化局および東京ウィメンズプラザが主催する「女子中高生向け女子大学生との座談会」が8月16日(土)、東京ウィメンズプラザ(東京・表参道)にて開催され、本学から文学部英文学科4年の吉山香佳さんがパネルディスカッションに登壇しました。さらに、吉山さんのほか5名の本学の学生が座談会に参加し、中高生の質問や悩みに答えました。
「女子中高生向け女子大学生との座談会」開催
「女子中高生向け女子大学生との座談会」とは
女子中高生が進路や職業選択等の悩みを相談・共有できる場として、東京都生活文化局および東京ウィメンズプラザが主催する「女子中高生向け女子大学生との座談会」。この日は、モデル・俳優として活躍する香音さんをスピーカーに招いたトークショーをはじめ、現役女子大学生によるパネルディスカッション、女子中高生が女子大学生に悩みを相談できる座談会といったプログラムが実施され、中高生・大学生合わせて総勢100名以上が参加しました。
本学の吉山さんら4名の女子大学生がパネルディスカッションに登壇

トークショーに続いて開かれたパネルディスカッションには、本学の文学部英文学科4年の吉山香佳さんのほか、日本大学芸術学部でデザインを専攻する学生、津田塾大学学芸学部英語英文学科で言語学を学ぶ学生、東京大学工学部で化学の研究に励む学生の計4名が登壇しました。
まずは、アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)を理解するための動画を視聴し、その後、モデレーターの進行でディスカッションがスタート。「子どもの頃に好きだったこと・将来やってみたいと思っていたこと」「現在の大学・学部を選んだ理由」「現在の自分に影響を与えた中高生時代の経験」「大学生になった今だから言えること」「今後挑戦したいこと・取り組んでみたいこと」「中高生へのメッセージ」などをテーマに意見が交わされました。

吉山さんは本学の文学部英文学科を選んだ理由について、「本当に自分が興味を持っているのが英語だったから」と答え、「実践女子大学以外の大学はすべて経済学部を受験したものの、経済を4年間学び続けられるか不安があった。最終的には、英語を深く学びたいという自分の思いを尊重した」と語りました。さらに、本学の文学部英文学科を選んで良かったと思う点として、「さまざまなボランティアをはじめ、学部の垣根を越えた活動ができること」と説明。オープンキャンパスや就職相談をはじめ、受験生や在学生をサポートする「J-STAFF」の幹部としての活動にも触れ、「J-STAFFのような活動の場があることは、合格してから知った。自分自身はオープンキャンパスに行かずに受験したが、大学の雰囲気や自分が知らない学問分野に触れるためにも、あらかじめ大学を自分の目で見る機会を作っておくことも大切」とアドバイスを送りました。
また、進路選択の際に意識したこととして、「その大学で本当に自分がやりたいことを実現できるかを重視した」と話し、受験の準備については「部活を引退した高校3年の6月以降から始めたが、もう少し早く動くべきだった。1日でやれることには限りがあるので、毎日コツコツ積み重ねることの重要性を痛感した」と振り返りました。
最後に、「自分のやりたいことにチャレンジし続けることが私にとっての“自分らしさ”。私自身は、大学1年の9月に参加したJ-STAFFの活動で新しい出会いに恵まれたことが転機となり、それ以来、自信を持って行動できるようになった。皆さんも一歩を踏み出す勇気を持ち、自分らしさを大切にしながら行動してほしい」とメッセージを送り、「たとえ進学先が第一志望校でなくても、その環境でどんな活動ができるか、何が学べるかといった前向きな思考にマインドチェンジすることが重要。ワクワク感を持って取り組んでほしい」と結びました。
座談会には吉山さんのほか本学の学生5名が参加

パネルディスカッション終了後は、3つの会場に分かれて座談会が開かれました。少人数のグループに分かれ、中高生たちが受験や進路選択に対する不安や悩みを大学生たちに打ち明け、大学生がそれに応えました。この相談会には、パネルディスカッションに登壇した吉山さんのほか本学の学生5名が参加。中高生の思いに寄り添い、等身大のアドバイスを送りました。
パネルディスカッションに登壇した吉山香佳さんのコメント
中学生、高校生、大学生で交流する場に今まで参加したことがなかったので新鮮で楽しかったです。また、座談会を通して、パネリストとして話したことが伝わっていたことがわかってうれしかったです。実践女子大学でも中高生を呼び、このようなイベントをやってみたいと感じました。
座談会に参加した学生のコメント
・中高生から話を聞き、彼女たちが考えていることが具体的で素晴らしいと感じました。中高生から学んだことも多くあり、自分にとっても良い機会となりました。(文学部4年)
・中学生に大学の話をして伝わるか不安でしたが、きちんと理解し、中学生の段階から大学ことまで考えている参加者が多いことに驚きました。将来についていろいろ考えている中高生と話したことで、もっと自分もさまざまなことに挑戦してみたいと思いました。学内のイベントとも雰囲気が異なり、いろいろな人と話せて楽しかったです。(国際学部2年)
・「好き」を言語化するのは難しいと思いますが、中高生なのにしっかり言語化できていたので素晴らしいと感じました。この日話したことが、中高生に還元できているといいなと思います。最後の感想で、「参考になった」と中学生から言ってもらえて、自分にとってもとても良い機会になったと感じています。(文学部2年)
・中高生のやりたいことを言語化する能力とそこに向けた行動力の高さに驚かされました。また、好きなことややりたいことを既に見つけている点も素晴らしいと感じました。自分自身も、中高生から多くの学びを得ることができて良かったです。(人間社会学部3年)
・自分の中高生の時と比較して、参加者の皆さんが考えていることのレベルが高く、感動しました。自分も引き続き挑戦することを大切にしていきたいと、再確認する機会になりました。(文学部4年)