SNSやパンフレットで、能登半島地震の被災地、石川県七尾市の観光業を応援!学生がプロジェクトに主体的に取り組み、成長を実感
人間社会学部人間社会学科・坊隆史准教授のゼミ生が、本学の2025年度教育プロジェクトの一環で、能登半島地震の被害を受けた石川県七尾市の観光業復興応援プロジェクトに取り組みました。被災地支援に初めて主体的に挑戦した学生たち。支援の在り方を模索しながら困難を乗り越え、自身の成長を実感しました。
復興支援のプロジェクトに携わった坊ゼミ生(JR七尾駅で)
「20代の女性が能登に足を運びたくなる」をテーマにInstagram、TikTok動画、パンフレット作成
学生がデザインしたパンフレット
七尾市は、和倉温泉で知られる能登半島を代表する観光地。しかし、震災から約2年が経過しているにもかかわらす、宿泊施設が長期休業となっているところも多く、観光業を中心とした地域経済への影響が懸念されています。
同プロジェクトで、坊ゼミの3年生 10人は、2025年5月から能登半島地震の概要、地域のインフラ、観光地としての機能について、3グループに分かれて調べ学習を実施。7月12日・13日には、現地調査に入り、取材。
美湾荘の若女将(中央)を囲んで
和倉温泉を中心とした七尾市の魅力を伝えるコンテンツの作成に取り組みました。目指したテーマは、七尾市を「首都圏に住む20歳代の女性が能登に足を運びたくなる」観光地にすることです。情報発信のツールとして考えたのはSNSの活用やパンフレットの作成です。昨年11月に部分営業で一般客の受け入れを再開した老舗旅館「美湾荘」の若女将にインタビューし、TikTok動画を作り、和倉温泉観光協会とタイアップしてInstagramを発信。パンフレットを作成では、取材した情報をもとに原稿を執筆し、デザインも手掛けました。
「支援って何をすれば?から、伝え、知らせる大切さを学ぶ」
Instagram代表 中島未遊さん(人間社会学部人間社会学科3年)
Instagrm代表の中島未遊 さん
「まず、坊ゼミの新規アカウントを立ち上げてInstagramの情報発信を始めました。当初フォロワーはゼロでしたが、和倉温泉の公式マスコットキャラクター『わくたまくん』の公式アカウントと連携したり、発信するタイミングを熟考して内容を変えたりすることで、徐々にフォロワー数を増やしていきました。プロジェクトに参加する前は、被災地支援といっても何をしたらいいかわかりませんでした。しかし、自分たちに身近なInstagramなどを使って情報を発信することが、被災地の支援につながるということがわかり、「知らせる」ことの大切さを学ぶことができました。大学1年の時から企業連携の授業を取るなど社会とのつながりに関心がありましたが、今回の経験でさらに視野が広がったと感じています」
「課題解決スキルやガクチカなど、自信につながる成果を得る」
TikTok代表 大湯こころさん(人間社会学部人間社会学科3年)
TikTok代表の大湯こころさん
「私たちのグループは、当時休業中だった美湾荘の若女将にお会いし、インタビュー動画を作ってTikTokで配信しました。大変な状況でも笑顔を絶やさない若女将から“思い出を昇華して前を向く強さ”を学び、応援の気持ちがみんなの後押しになることを実感できました。タグの付け方の工夫や投稿後に効果測定を繰り返して改善することなど、課題解決のスキルも身に付いたと思います。このプロジェクトで得た成果は私の自信になり、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)もできたことは大きな収穫です。本学には、向上心のある人をサポートしてくれる環境と、たくさんの“種”があふれています」
「ゼロからのものづくり、自ら動く経験に大きな手応え」
パンフレット代表 工藤希夏さん(人間社会学部人間社会学科3年)
パンフレット代表の工藤希夏さん
「和倉温泉観光協会や和倉温泉の方に声をかけていただくなど、先生方が活動をリードしてくださったのはプロジェクトの最初の頃だけ。以降の取材依頼やスケジュール決め、キャラクターの使用許可、コンテンツのアイデア出しや発信まで、ほとんどすべてを学生だけで行いました。外部の方とのビジネスメールなどは初めての経験だったので、緊張しながらもみんなで相談し合って乗り切り、自ら動く大切さを学ぶことができました。ゼロからものづくりをする楽しさを知り、将来の目標も見つけられたと思っています。本学は、“動く力をくれる場所、自分の力を試せる場所”だと心から実感しました」
InstagramとTikTokは投稿済みで、パンフレットも今後、本学をはじめ七尾市役所や和倉温泉観光協会で活用されることになっています。坊ゼミではこれからも、別テーマで他大学との共同研究を予定するなど、大学の枠を超える学生たちの多彩な活動にますます期待が高まります!
達成感を感じ、インタビューに答える3人
わくたまくんのぬいぐるみとともに、笑顔の(左から)工藤さん、中島さん、大湯さん
美湾荘前で記念撮影







