HISとの「グローバルJミッション」に高校生・大学生とともに挑みました(2/27)
実践女子大学では、企業と連携した課外活動プログラム「グローバルJミッション」の第4弾として、大手旅行会社HISと協働したプロジェクトを実施しました。今回のテーマは「グローバルな修学旅行を企画せよ!」。本学の学生に加え、実践女子学園中学校高等学校の高校生も参加し、大学生と高校生がチームを組んで修学旅行の企画に挑戦しました。
プログラムには、本学の1・2年生15名と高校3年生3名が参加。学生たちは旅行会社の社員という設定のもと、クライアントである実践女子学園中学校高等学校に向けて修学旅行プランの提案を行いました。教育旅行の仕組みや法人営業の考え方について学びながら、約2週間にわたりチームで議論と準備を重ね、HIS本社にて、最終プレゼンテーションに臨みました。
大学生と高校生がチームで挑む「グローバルな修学旅行」企画
今回のプログラムは、旅行会社の社員として実践女子学園中学校・高等学校の修学旅行を企画・提案するという設定で行われました。学生たちはまず、旅行会社の仕事や修学旅行という教育活動の意義について学び、企画の背景となる考え方を理解することからスタートしました。
グループワークでは、高校生3名もチームメンバーとして参加し、自身の修学旅行の経験や視点を共有しながら企画づくりを進めました。教育旅行の企画方法や法人営業の業務、添乗業務のポイントなど、実務に近い内容についてのレクチャーも行われ、名刺交換などのビジネスマナーも体験しました。
事前打合せをするチーム「YMK」
その後、学生たちはクライアントである実践女子学園副校長へのヒアリングに挑戦。学校側が求める修学旅行の目的や教育的意義を確認しながら、自分たちの企画が要望に合っているかを検討しました。初めての名刺交換や、クライアントを想定した質問の場では、学生たちの緊張した表情も見られました。
中間発表では、HIS社員から「実現可能性」「治安」「教育的価値」といった観点で講評を受け、各チームはその指摘を踏まえて企画をブラッシュアップ。限られた時間の中で議論を重ねながら、最終発表に向けて準備を進めました。
リアルな課題に向き合い、5チームが修学旅行プランを提案
最終発表では、学生たちは実際のビジネスの場を想定し、スーツ姿で“旅行会社の社員”としてプレゼンテーションに臨みました。評価のポイントとなったのは、「安心・安全」「建学の精神との一致」「ここでしか体験できない独自性」の3点です。
各チームはそれぞれの視点から修学旅行の新しい形を提案し、タイ、モンゴル、グアム、韓国、フィリピン(セブ島)といった多様な行き先を舞台に、文化体験やSDGs学習、現地交流などを組み込んだプログラムを発表しました。
発表後には審査員であるHIS社員や城副校長から、「生徒が急に体調を崩した場合の病院はどうするのか」「行程が詰まりすぎて、生徒が疲れてしまわないか」など、実際の旅行企画を想定した現実的な質問が次々と投げかけられました。学生たちは一つひとつの質問に対して、準備してきた内容をもとに落ち着いて回答していました。
審査の結果、モンゴルでの遊牧民体験や現地大学生との英語ディスカッションなどを盛り込んだ探究型プログラムを提案したチーム「YMK」が優勝に選ばれました。提案は、旅行先での体験だけでなく、事前学習から事後学習までを見据えた教育的価値の高さが評価されました。
韓国旅行を提案した、チーム「MJC」
タイ旅行を提案したチーム「ケイ」
グアム旅行を提案したチーム「TOF」
フィリピン旅行を提案した、チーム「うれシオン」
価値観を変える学びを評価 「YMK」チームのモンゴル提案が最優秀
最優秀チームには、モンゴル提案が選ばれました。
実践女子学園中学校高等学校の城礼子副校長は、
「モンゴルでしか体験できない学びを明確に示していた点が印象的でした。修学旅行の期間だけでなく、その後の学びまで見据え、生徒の価値観を変える教育的価値を考えてくれていたことが素晴らしいと思います。実現可能性には課題もありますが、どのチームと一緒に仕事をしたいかという観点で、このチームの思いが最も伝わってきました」と評価しました。
また、「どのチームも資料の完成度が高く、旅行会社からの提案と比べても遜色ない内容でした。ワクワクする企画が多く、素晴らしいプレゼンテーションでした。大学生と高校生がここまで真剣に修学旅行を考えてくれたことを嬉しく思います。実際に生徒たちに体験させたいと思える企画ばかりでした」と全体を講評しました。
約2週間のプロジェクトを通して、学生たちは企業と連携した実践的な学びを経験し、ビジネスの視点で課題に向き合う面白さと難しさを体感しました。この経験が、今後の挑戦につながることが期待されます。
大学生コメント
・ただモンゴルに行くだけで終わらせるのではなく、事前学習から事後学習までの流れを考えたことが優勝につながったと思います。中間発表で指摘された課題をチームで話し合いながら最終プレゼン直前まで資料を作っていくことで熱意をこめられましたし、とても学びになりました。(英文学科・2年・Hさん)
・企業の方から直接アドバイスをいただきながら企画を作る経験はとても貴重でした。チームで意見を出し合いながら形にしていく楽しさを実感しました。(管理栄養専攻・Kさん)
高校生コメント
すごく楽しかったです。実現性まで考えて企画するのは、高校での探究の授業とはまた違って難しい部分もありましたが、大学生のお姉さんたちが私たちの意見も上手にくみ取って企画に反映してくれました。今回Jミッションに参加でき、大学生活がとても楽しみになりました」(高校3年生・Hさん)
株式会社HIS 法人営業本部 第三事業部 次長 小林強一氏
旅行会社の仕事は確認作業が多く、決して簡単な仕事ではありません。しかし、皆さんが『楽しかった』と感じてくれたのであれば、それこそが旅行をつくる仕事の魅力だと思います。今回の体験をきっかけに、自分が楽しいと思えることや興味を持てることを将来の仕事につなげてほしい。今回の経験が、これから社会に出ていく皆さんの糧になればうれしいです。







