猿田彦珈琲×ビジネス社会学科 猿田彦珈琲のSNS投稿案を学生が提案しました
4月から始まった、猿田彦珈琲株式会社(渋谷区恵比寿)とビジネス社会学科の学生が「演習Ⅱa」(Lクラス担当教員:篠﨑香織教授)の連携授業は、6月25日に、猿田彦珈琲のインスタグラムやXを活発化させるアイデアを学生が提案するという最終回を迎えました。
ここでは各チームのアイデアを紹介します。
【Aチーム】
長期的なファンを獲得するには、まずは「知ってもらう」ことが重要ということで、魅力的なスイーツを紹介する投稿案を考えました。サイズ感やソフトクリームのきれいな形が伝わりやすいように、細心の注意を払って写真撮影を行ったそうです。
【Bチーム】
現在の猿田彦珈琲のSNSの投稿内容は以下の課題があると指摘し、「情報を載せるだけでなく、エンタメ要素を持たせる」という提案をすることにしました。具体的には、SNSのユーザーに現在の気分を聞き、そこからお勧めのコーヒーとそれにあうスイーツを提案するというものです。
・文量が多い
・珈琲のアピールが難しい
・こだわりが多い
【Cチーム】
Cチームは、中間発表でターゲットを20代の男女に設定していたが、最終発表をするにあたって、主なターゲットを20代の女子大生に絞ってきました。その根拠は、インスタの利用率は10代、20代は70%を超えており、男性と女性だと女性の方が利用率が高い点にありました。インスタでの投稿が一番刺さりやすいターゲットに対して、毎日の投稿と週に1回の投稿で挑みます。
【Dチーム】
Dチームのターゲットは、「SNS映えするものが好きで、少し背伸びをしたい女子大生」としました。理由は、1.SNSにおける情報拡散力が高い、2.限定感とトレンドに敏感、3.お洒落で落ち着いている猿田彦珈琲と少し背伸びして見せたい層の相性がいい、ためだそうです。
このチームはアンケートを実施して、120名のデータから以下の考察を行いました。
・女子大生にとって写真が投稿の注目ポイント→ビジュアル重視
・期間限定メニューが圧倒的人気→話題性と限定感がカギ
・フード注文時のドリンクセット率が高い→セット提案が有効
◎投稿文よりも画像内で伝える方が効果的
【Eチーム】
猿田彦珈琲のSNSを念入りに分析し、改善の方向性と案を示しました。
投稿に使う写真の背景は、例えば、パンやコーヒーなど商品で色分けをし、一目でパンの紹介である、コーヒーの紹介であるということがわかるようにしました。また、ストーリーのなかで、顧客とコミュニケーションがとれる工夫をしています。
具体的は投稿案とストーリー案は、以下の通りです。

【Fチーム】
「インスタグラムでカフェを探す人」をターゲットに、お昼休みや午後の休憩時間にカフェを探す人が多いという仮説のもとに、13時と夜にインスタグラムを投稿することを提案しました。投稿案には、カフェの場所や特徴、メニューを載せました。説明を手書きのフォントにすることで、優しい感じを演出したそうです。
これらのアイデアが、後日かたちを変えて猿田彦珈琲の公式インスタグラムとXから発信されるのが、いまからとても楽しみです。
最終発表会の日は、猿田彦珈琲より自家製蜂蜜オレンジソースと芳醇なエスプレッソにミルクを合わせ、豊かな風味に仕上げたという“蜂蜜ラテ”の差し入れがありました。カフェラテに使用しているエスプレッソブレンド「TOKYO 'til Infinity」は、その時期の旬のコーヒー豆を使用しており、今回は夏仕様でした。甘いものが苦手な学生も喜んで飲んでいました。
大塚社長、平岡様、田岡様、上田様、播田様、そしてフィールドワークでお世話になった道玄坂通店の皆様、大変お世話になりました。
ありがとうございました。