日本語教員養成コース
⽂学部の副専攻に「⽇本語教員養成コース」があります。日本語教員養成コースには、「日本語教授法-初級-」「日本語の音声」「第二言語習得研究」「日本事情」など13の必修科目があり、それらをすべて修得すると修了証がもらえます。これらの科⽬はすべて国⽂学科の専⾨科⽬なので、国⽂学科の学⽣は、⽇本語教員養成コースの単位を、すべて卒業に必要な単位として修得することができます。
⽇本語教員養成コースには、「日本語教育実習」という選択科目もあります。この授業では、都内の日本語学校を訪問して授業の手伝いをしたり、本学の日本語クラスや、韓国の大学の日本語クラスで教壇実習をしたりします。選択科目なので希望者だけが履修するのですが、とても人気のある授業です。
現在の⽇本社会には多くの外国⼈がいます。外国⼈観光客もいますし、⽇本の会社で働いている外国⼈もいます。また、⼩学校や中学校で、⽇本⼈にまじって勉強している外国⼈の⼦弟もいます。その中には、⽇本語の⽀援を必要とする⼈たちがいますが、⽇本語教員養成コースを修了することによって、そのような⼈たちに⽇本語を教えたり、⽇本語の相談に乗ったりできるようになります。
なお、日本の日本語学校で働く場合には、令和6年度から「登録日本語教員」の資格が必要になり、登録日本語教員になるためには「日本語教員試験」を受験しなければならなくなりました。文学部の日本語教員養成コースでは、日本語教員試験の受験に必要な内容を網羅しているので、日本語教員養成コースを修了することが、日本語教員試験合格への近道となっています。
国⽂学科のOGには、プロの⽇本語教師になって活躍している⼈が何人もいます。就職先は、国内の⽇本語学校や⼤学、海外の語学学校や⼤学などです。ただし、⽇本語教師として⼤学で働くためには、⼤学を卒業した後、⼤学院に進学する必要があります。みなさんも、ぜひ日本語教師にチャレンジしてみてください!!